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エマニュエル・トッド「シャルリとは誰か?」

指摘されて初めて気づく。
「私はシャルリ」という不用意なファッションやFacebookをフランス国旗仕様にすることで、人々はうっかり差別に加担している。
非寛容を後押ししている。
その先に待っているのは、欧州炎上の道だ。

トッドの主張は一貫している。
フランス平等主義の終焉。ヴィシー化。ドイツ帝国への警戒。
遠くない将来、トッドの悲観的予測はまた的中するはずだ。

移民問題やレイシズムの広がりについて、情報源がマスコミや政府の発信するものに限られることは危険だ。
知らないうちに加害者になってしまう。
本を読んで色々な考え方を知ることは、寛容に向けて個人がすぐにできる取り組みのひとつだ。

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