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【天沼矛の謎】海底火山説

天沼矛あめのぬぼこ
イザナギとイザナミが国生みの時に使った矛です。
その矛で出来たのがオノコロ島。

古事記に初めて出てくるアイテムなのが 天沼矛あめのぬぼこ
絶対何か隠されているハズと思って、妄想を膨らまして考えました。
 # エンターテインメントとして楽しんで下さい。

天沼矛が登場する国生みの物語を知りたい人はコチラ。


なんやかんやと考えた結果 天沼矛あめのぬぼこは、海底火山の噴火 隕石が落ちた 歴史を表したものだと思います。
古事記って、日本各地に伝えられている神話や伝承をまとめた歴史書ですもんね。


【天沼矛】海底火山の噴火

国生みでは、「天沼矛あめのぬぼこで海をかき混ぜるとオノコロ島という島ができた」と記載されています。

天沼矛の正確な形は不明ですが、名前に「矛」って付いているので、先が尖った物だと想像できます。

天沼矛(イメージ)

そうすると、1つ疑問があります。
液体を混ぜるときは、矛みたいに先が尖ったモノで混ぜるより、マドラーのような棒の方が混ぜやすいハズ。
それなのに、なぜ、わざわざ「矛」を使って混ぜたのでしょうか?


その謎を解くヒントは プレート です。
プレートとは、地球の表面を覆う岩盤のこと。

特に日本は世界的にも珍しく4枚のプレートに囲まれています。
そのため、地震も多く火山も多い地震・火山大国です。
 # 防災準備はしておきましょうね
 # 乾パン 意外と美味しい

日本を囲む4つのプレート

火山は地上だけではなく、海底にもあります。

それが 海底火山 です。

海底火山が噴火すると、海の中からマグマが吹き出してきます。
そのマグマが海水で冷やされ島となります。
最近だと、小笠原諸島の沖合いにある海底火山が噴火して新しく西之島にしのしまという島ができましたね。

西之島が出来た時のニュース


古代の日本でも、西之島と同じように海底火山が噴火して島が出来ることがありました。
 # 日本列島は動いてる
 # なぜなら日本列島自体が神
 # でも地震は勘弁してくれ

古代の日本人が、海からマグマが溢れ出て島が出来るのを見たら、そりゃ驚きます!
 # 現代人でも驚く
 # 理屈を知っていてもビックリする

海底火山が噴火して島が出来ていく出来事が起こったとき、古代日本人が「海底火山かぁ~」なんて呑気のんきに見ていない。

きっと大騒ぎし島が出来た理屈や理由を考えます。
そして、
「神が海に穴を開けてドロドロしたヤツ(マグマ)を引っ張り出して島をつくった!」と思うハズです。

そう思ったとすると、神が海に穴を開けたアイテムは、マドラーではなく、先が尖った物にする必要があります。

だから ほこ

その のようなドロドロした物(マグマ)を引っ張り出したので 沼矛ぬぼこ 
天 にいる神が、その沼矛を使ったので 天沼矛あめのぬぼこ 


説明が長くなったので少しまとめると、

海底火山が噴火しマグマが固まり島が出来た。
 ↓
古代日本人がそれを見て
「神が海に穴を開けて海からドロドロしたヤツ(マグマ)を引っ張り出して島をつくった」と思う。
 ↓
海に穴を開けた物を天沼矛と名付け、
「イザナギとイザナミの神が、天沼矛あめのぬぼこで海をかき混ぜて、その矛から海水が滴り落ちて固まりオノコロ島ができた」と古事記に記載した。

つまり、海底火山で島が出来た現象 を具現化したのが 天沼矛あめのぬぼこ


そういえば、「沼」という漢字をよーく見てみると、
「沼」という漢字自体が
「矛で海をかき混ぜて島を作った」または
「矛で海を突刺して海に穴を開けてマグマから島を作った」を表しているようにも見えますね。

さんずい編(氵):海
刀:矛
口:「渦」または「海底火山の火口」


長くなったので 天沼矛あめのぬぼこ隕石が落ちた 歴史を示している説は次回にします。
お楽しみに!

【天の沼矛】海底火山説のロゴ

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