「株式市場」を決定するのは「金利」の見通しです 🍒TradingViewコピーできます
■「株式市場」を決定するのは「金利」の見通しです。
金利の見通しは「労働市場」の状況によって連邦準備制度理事会(FRB)が決定していきます。その際にFRBメンバーが慎重に見ているのが労働市場の変化です。毎月発表される米国経済発表の数値をみて政策を検討していきます。
■投資家は経済指標を必ず確認するべき
昨日の米国経済指標発表では失業率9月が 3.5% に低下し、26万3000 人増加の雇用となりました。予想では雇用者数が25万5000人増加し、失業率は3.7%にとどまるとしていました。
投資家は「労働市場」が冷え込みはじめ、FRBが積極的な利上げ路線を変更せざるを得なくなると考えていたため株式市場は下落しました。一方、債券市場は利回りが急上昇し 10 年債は 3.9% 近くまで上昇、「金利」に敏感な 2 年債の利回りは 4.3% を超えました。
投資家にとって経済全体を注視していくことは大切なことです。
TradingViewでも経済指標の予測と結果は表示できますが、早くて正確なのは経済カレンダーのサイトや証券会社のニュース速報です。
私はInvesting.comのホームページが見やすいのでそれを利用しています。通知設定も可能です。
■経済指標発表後の「金利と株式市場」動向をチャートで確認
TradingViewは企業の株価以外に活用できる分析がたくさんあります。
その一つは『金利と市場の比較』。
このチャートは、金利動向(2年、5年、10年債利回り)と株式市場(ダウ、SP500、NASDAQ)を上下に並べて比較しています。
金利が上昇するにつれて株式市場が下落しているのが分かると思います。
株式市場は金利に一番反応します。特にハイテク系が多いNASDAQは敏感です。株式市場が上昇していくには「金利」の下げが必要になります。
金利は労働市場に反応しますから、株式市場を分析する際に「労働市場の確認すること」は常識です。投資家であれば尚更です。
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