古民家カフェは何故、人を魅了するのか

2020年3月15日 23:38

古民家て潜在的に落ち着くんですよね。

その理由は、太鼓の音がいいなぁと思う現象と同じ理由だと思います。

日本生まれの日本育ちだからです。

日本人は潜在的に日本らしさに惹かれるのだと思います。

そんな空間力の高い古民家で、商売をするというのは普通の店舗よりアドバンテージが高いと言えます。

私も古民家で宿を始めました。

農家の宿「cherieの畑」

飲食店は料理だけでは無い、と経験上感じています。

同じ料理でも、空間力、雰囲気が無いとその料理のポテンシャルは１００％発揮できません。

空間力とそのお店の人の空気感が合わさって、店舗の雰囲気になるのだと考えています。

古民家は空間力が高いのともう一つ、「違和感をデザインしやすい」のだと思います。

以前、茂木　健一郎さんの本を読んだ事があるのですが、人間の脳は予想できない事が好き、というエピソードがありました。

「違和感をデザインする」という事は、どの商売にも共通するキーワードだと思っているのですが、まさに脳科学的に証明されているのだと思います。

要するに、いい意味で予想を裏切らないといけません。商売の中で何個の違和感を仕掛けられるかが重要だと思っています。

例えば、人もギャップがある方が魅力を感じませんか？

このギャップが大きければ大きいほど、伸び率は高くなります。

古民家はその建物に日本らしさを感じられるので、カフェという西洋文化がその日本らしさとの間にギャップをもたらしてくれるのだと思います。

その違和感に気づかない内に魅了されるのです。

実は宿も、そういった違和感をデザインして作りました。

最初のリンクを見てなかった人も、気になってきたはず。

農家の宿「cherieの畑」

ちなみに、トップ画像のカフェは近所の「iegoto」さんです。

古民家の空間力と、オーナー夫婦の人柄、優しい料理で人気の本当いいお店です！

※毎週木曜・金曜・第一土曜営業

是非チェックしてみて下さい。

「iegoto」

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