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化学メーカーに勤めている人におすすめの本

危険物第四類でお馴染みのとるえんと言います。沸点は111℃です。
普段はXで化学メーカーの分析や化学業界のトピックについて投稿しています。
noteの方でも化学メーカー関連の情報を発信していこうかなと思います。
本記事では化学メーカーで働く方々に役立つ書籍を紹介していきたいと思います。具体的には業界情報や素材の開発事例を書いた本などを紹介してます。
実際に読んでためになった本を選んでいるので、参考になれば幸いです!



「ケミカルビジネスエキスパート」養成講座

『ケミカルビジネスエキスパート』は化学に携わる人におすすめの本です。化学メーカーや化学系の商社の新入社員が化学産業で必要な商品知識を学べるように作られているので、化学業界初心者にもおすすめ。
化学業界についてコンパクトにまとまっており、業界構造や主要プレーヤーも記載されているので序盤の市場調査にも使える。投資家や就活生にも業界研究用としておすすめしたい一冊。


ケミカルビジネス情報MAP

ケミカルビジネス情報MAPは、化学産業における各分野の製品や産業動向についてコンパクトにまとまった業界本だ。化学業界版の業界地図をイメージしてもらったらいいだろう。毎年新版が出ているのも特徴。


化学産業における実践的MOT

『化学産業における実践的MOT』は、化学産業において研究開発から事業化に至るプロセスを中心に解説し、成功事例から共通する成功要因をまとめた本だ。過去の素材成功事例から共通する成功の主要因を分析している。
化学メーカーの素材がどうやって事業化の壁を乗り越えてきたかが具体例を交えて紹介されているので、かなり参考になるのでは。特に研究開発に携わる人におすすめ。


化学産業の時代: 日本はなぜ世界を追い抜けるのか

日本の化学メーカーの高収益シナリオを分析した名著。日本の化学メーカーの高収益シナリオとして①特定機能化学②総合機能化学③グローバル汎用化学④グローバル総合化学の四つのタイプが挙げられており、それぞれについて事例を上げて解説している。


化学業界の常識: リアルな化学業界の分かりやすい実用情報

近年の化学業界が直面している諸問題や、石油化学製品を中心に、原料や値動き、生産の様子、使われ方などが分かりやすく解説されている。割と実務よりの本かも知れない。


コンビナート・リノベーション

石油コンビナートのカーボンニュートラル化についてまとまった本。コンビナートのカーボンニュートラル化について上手くまとまっている良書。


ナフサと石油化学マーケットの読み方

『ナフサと石油化学マーケットの読み方』は、ナフサや石油化学品相場の基礎と仕組み、読み方・ポイントを平易に解説した本。石油化学関連に携わる人は是非読んでみてほしい。


新版BtoBマーケティング:DX時代の成長シナリオ

BtoCマーケティングとは大きく異なるBtoBマーケティングを解説した本。企業間取引ならではの戦略論理の全体像を解説した名著だ。技術職の人にもマーケティングの観点を学ぶためにおすすめしたい。


特許情報分析とパテントマップ作成入門

パテントマップ作成など特許情報分析という点で非常におすすめな本。特許分析のノウハウが詰まった名著だ。これまで品切れで入手が難しかったけど、新版が最近出たのでぜひ!


技術法務のススメ

秘密保持契約や共同開発契約など、企業で研究していると法務に関わることが多い。とっつきにくい技術法務だが、理解を深める上でオススメの本が『技術法務のススメ』だ。


製造・輸出国別でわかる!化学物質規制ガイド

化学メーカーにいたら避けて通れないのが、化学物質規制だ。EU REACHやアメリカのTSCAなど各国の化学物質規制をまとめた本がこれだ。


人・データ・組織風土で奏でる 旭化成のデジタル共創戦略

「人・データ・組織風土で奏でる 旭化成のデジタル共創戦略」は、旭化成のDXの歴史を紐解いた本。具体的なプロジェクトだけではなく、DXを実現するための組織変革についても書かれている。


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