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化学業界について学べる本まとめ


とるえんです。ボルツマン定数(1.38×10^−23)を超える熱いリクエストを頂きましたので、化学業界を理解するのにおすすめの本を紹介したいと思います。本記事では、就活生や投資家、化学メーカーで働く人を対象に、「化学業界について学べる本」について紹介するので参考になれば幸いです。



図解即戦力 化学業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書

難易度:★
対象:化学業界初心者(投資、就活、転職)

初心者向けに裾野が広い化学業界の全体像を分かりやすく網羅的に説明した本。主要化学メーカーの事業内容も簡単に紹介されてる。初心者にはまずこの本!


化学業界の常識 リアルな化学業界の分かりやすい実用情報

難易度:★★★
対象:石油化学初心者

近年の化学業界が直面している諸問題や、石油化学製品を中心に、原料や値動き、生産の様子、使われ方などが分かりやすく解説されている。割と実務よりの本かも知れない。


ケミカルビジネス情報MAP

ケミカルビジネス情報MAPは、化学産業における各分野の製品や産業動向についてコンパクトにまとまった業界本。化学業界版の業界地図。毎年新版が出ているのも特徴。


「ケミカルビジネスエキスパート」養成講座

難易度:★★★★
対象:化学メーカー若手社員

化学メーカーの新人が化学産業で働くにあたり必要な商品知識、情報入手法、関連法規を自習できることを狙いとして刊行された本。特に若手社員におすすめ。実務寄りの本


実務の基礎 化学産業「脱」入門

難易度:★★★★
対象:化学メーカー社員

こちらも実務よりの本。化学品の商品知識や法規制の現状はどうか、さらにそうした情報をどう入手するかなど様々な課題に実務的立場から解説してる。よりディープな内容の本。


化学産業における実践的MOT

難易度:★★★★★
対象:化学メーカー社員(研究開発)

過去の素材成功事例から共通する成功の主要因を分析している。化学メーカーの素材がどうやって事業化の壁を乗り越えてきたかが具体例を交えて紹介されている。研究開発の参考になる本。


化学産業の時代

難易度:★★★★★
対象:化学メーカー社員、投資家

信越化学のシリコンウエハーや塩ビ事業、JSRや日産化学、日東電工など高収益事業について要因を分析した名著。また化学メーカーの勝ち筋についても書かれている。ある程度の知識があった方が良いかも。



以上、化学業界を学ぶのに有用な本の紹介でした。参考になれば幸いです。

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