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帰国子女は英語がペラペラ?

帰国生は「いいね!英語ペラペラでしょ?」と聞かれがちですが、答え方が難しいです。子ども時代に英語圏に4年間も暮らしていたら英語ペラペラになれるのでは?と思っちゃいますよね。

兄弟喧嘩の時だけ英語

昨年の6月、アメリカ現地の小学校と中学校を卒業した子どもたち。
4年間の滞在を通して彼らは英語ネイティブだらけの現地校で必死のサバイバル生活をしてきたわけですが、家では日本語で会話していましたし、「富士山“を“登る」等「てにをは」や漢字カタカナが怪しくなったりはしたものの、INPUTもOUTPUTも断然日本語優位でした。

「兄弟間の会話はもしかして英語だったり?」とも聞かれますが、ほとんど全て日本語でした。帰国前の僅かな期間、罵ったり煽ったり、おふざけのときに英語が飛び交い複雑な心境でしたが、それも今ではもう見られません。

英語が出てこない2年間

住んでいた期間、年齢、環境、個人の資質や性格によって、英語力の獲得はまさに千差万別。我が家の次男もCovid19の影響で長らく遠隔学習だったり、リセス(休み時間)やランチタイムなどお友だちとの交流がしばらく規制されていたことも影響していたのでしょうか、4技能のうち読む・聞く・書くことがある程度できているのになかなか英語を話し出しませんでした。

ネイティブの英語、しかも子どもの舌足らずでスラングだらけの発話は、私にはさっぱり、ひとかけらもわからないことも多かったのですが、振り返ると次男はサバイブするためにそれらを聞きとる「耳」から育てていったようです。低学年は学校でファンデーションという基礎の授業があり、フォニックスも数ヶ月で習得し、家族中で1番発音が良いという羨ましい状態にも関わらず、慎重な性格もあって話し始める気配がなかった。沈黙の期間は長く感じられました。

そんな次男もワクチンが普及して学校のルールがどんどんオープンになり、渡米後2年経過しようかという夏休み、サマーキャンプで長い時間お友だちと過ごすことができるようになって、ようやくポツポツと英語が出始めました。拙い英語ながら伝わる英語をアウトプットできるようになったことで途端に学校生活も楽しくなったようで、月曜日に学校に行き渋ることがなくなり、その様子は長い長い冬の時代を一緒に過ごしてきたので親の私も嬉しかったですね。

英語ペラペラのイメージ

ただ最終的に兄弟2人ともいわゆる英語ペラペラ状態にまではいきませんでした。
私もどこかで安易に期待していましたが、まぁでもペラペラって何をもって?という話でもありますよね。

日本語を日本語ネイティブのように自在に操るノンネイティブに対して「日本語ペラペラ」が発動されますが、日本語をそれぞれのお国のイントネーションで発する話者にも、会話が成立できれば「日本語ペラペラですね」って言いますもの。

どうしても前者をペラペラの定義にしてしまいがちですが、後者の伝わる英語のレベルをペラペラとするならば、次男は立派に英語ペラぺラですし、言いたいことを言えて相手とのコミュニケーションに満足感を得られることを定義とするならば、文法無視でボキャブラリーの少ない長男だって同じく英語ペラペラです。2人とも相手の言葉を理解した上で発話しているので会話が成立しているし、時にはジョークまで飛ばして笑いをとるのです。

「子どもたち、英語ペラペラでしょ?」の問いはこのように定義が曖昧でなかなか難しいのですが、「ママも4年間で英語ペラペラでしょ?」の答えは簡単でして「悲しいかな片言なんです」です。でも帰国してから一念発起して、ここのところ英語学習にエネルギーと時間をかけているんですよ。私も早く「ペラペラとまではいかないけど、、」と答えに迷いたいです。

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