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モリコーネ 映画が恋した音楽家 の感想

モリコーネという人物については知らなかったのですが、映画評論家の人が絶賛していたのと、口コミが高かったので、見てきました。

以下、ネタバレありです。

モリコーネの映画音楽はアカデミックな音楽が基本となっていました。
アカデミックな音楽というとピアノ、リトミック、聞き取り、作曲などの自分自身の経験が思い出されます。

映画の感想を書くのはまだ初心者のため、箇条書きにしますね。

・対位法(同時に異なる旋律を2つ以上鳴らす技法)という言葉が何度か出てきてその時は意味が分からず、見終わった後調べてやっとスッキリしました。

・4拍子に3つの音を当てはめてメロディーを作ると決まりきったパターンにならず、面白いメロディーになるという話は、個人的にこういう音楽的な話がすごく興味深いと思い、わくわくしました。

・罪悪感や劣等感について語っていました。偉人でもこういった感情は持つものなんだなと思うと、人と比べてる場合じゃないな、人生は自分との戦いだなと改めて思います。

・映画音楽が屈辱的だと感じてたとは、意外でした。音楽大好きな自分からすると全ての音楽は心を豊かにしてくれているという実感があるからです。撮影現場で音楽を流しながら撮影していたこともあるそうで、音楽がある方がより感情表現豊かに演技ができることは容易に想像できます。

・モリコーネの、映画を把握する能力がすごいというのは、言語化力なのか、感性のことなのか、どちらもなのか。とにかくイメージしていることを音で表すことが出来たら、それはとても楽しいことだろうなと思いました。

・まず自分の音楽を奥様に聞いてもらって正直な感想をもらうという話は、関係性が素敵だなと思ったし、そういう支える人の存在があることにほっこりしました。

・映画音楽とともに流れる映画のシーンは刺激的なシーンもあり、個人的にはややしんどかったけれど、終盤に出てくる美しいメロディーと壮大なオーケストラと歌の演奏は素晴らしかったです。

久しぶりに楽器を演奏したくなったし、五線紙に音符を並べたり楽譜を読んだりしたくなりました。
音楽が好きな人には非常に興味深い映画だと思います。

お読み頂き、ありがとうございました!










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