藤本チヒロ

関東Lovegrapher。 撮影や仕事に関する記事を書いていきます。

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最近の記事

SPCクラス〜新しい組織の形〜

耳をすませば、今日も若手フォトグラファーの苦悩が聞こえる。 若手のフォトグラファーというのは大抵悩んでいる。 それもそのはずで、デビューまでは講師の指導があるものの、それ以降は出張撮影界隈という荒野に一人放り込まれるからだ。 周囲にはデビュー前に繋がった仲間がいるが、その仲間も何が正解か分かってはいない。 若手フォトグラファーはサルトルが言うように、「自由の刑に処されている」のである。 自由。 上司もいない、ノルマもない。 どう撮影しようが、何にリソースを注ごうが

    • 完璧よりも冷静でいることのが大事

      撮影に緊張感というものはつきものです。 場を和ませるのがやたら得意な人、あるいは苦手な人がいると思いますが、いずれにせよ完璧にこなそうとすると気負い過ぎてよくない結果になりがちです。 完璧にしようとしてやってしまうやりがちなミスはこんな感じです。 ・相手を楽しませようと終始ずっと喋ってしまう ・撮ってみて写真がイマイチだった時に早めにそれが言えない(リカバリが悪い) ・想定外のことが起きた時に焦る、ついネガティブなことを口走る などなど撮影を完璧にこなそうとすると余裕がなく

      • 一点突破とその威力

        フリーランスでやっていくなら実績や肩書きなどの信用されるものが不可欠だ。もしもそれが十分にあれば仕事や行動の選択肢も増える。 俺がフリーになってまず手に入れたかったのはそれだ。 賢い人はそれをつくってから独立するものだと思うけど、俺の場合は無鉄砲に確証なくフリーになった愚か者だ。ま、愚か者も悪くない。 現在の自分の肩書きや実績は、LOVEGRAPHのプラチナムランカー(全国上位10%のみ)のカメラマン、撮影件数200件以上など。 これがあると無いとでは大違い。ある程度以上信

        • LOVEGRAPHで食べていく

          今日で34歳になった。 朝起きると親しい何人かの友人からお祝いのメッセージが届いていた。今とても幸せな気分だ。誕生日の朝に「おめでとう、これからもよろしく」と言われたのは何年ぶりだろう。 少なくとも会社員時代にはなかったな。 本題に入る前に少し今までの経緯を記す。 俺は昨年末に東京に来て、有休消化を終えた今年の2月に正式に退社した。会社員を辞めた。それから間もなくLovegraphにオンラインで応募し、ごく珍しい即採用という形でLovegrapherになった。 Loveg

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