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一点突破とその威力

フリーランスでやっていくなら実績や肩書きなどの信用されるものが不可欠だ。もしもそれが十分にあれば仕事や行動の選択肢も増える。
俺がフリーになってまず手に入れたかったのはそれだ。
賢い人はそれをつくってから独立するものだと思うけど、俺の場合は無鉄砲に確証なくフリーになった愚か者だ。ま、愚か者も悪くない。

現在の自分の肩書きや実績は、LOVEGRAPHのプラチナムランカー(全国上位10%のみ)のカメラマン、撮影件数200件以上など。
これがあると無いとでは大違い。ある程度以上信用されるし、見せられる写真もある。俺はその状況まで最短、最速で行きたかった。
結果として9ヶ月足らずで総依頼数200件を達成したのだが、これは異常だ。
一時期俺が50件もの依頼を同時に抱えていた時、そこにさらに依頼が入るたびに運営事務所がざわついていたという。そして仲間からは「何かチートでもしたのか?」と冗談で言われる。

一体何が起こったのか、何がそれを引き起こしたのかを今回の記事としたい。

エッセンシャル思考

あなたはエッセンシャル思考をご存知だろうか?
「最小の時間で成果を最大にする」ための考え方だ。
目的に叶う成果を上げるためにそれ以外のことを一切しない。俺はこの考えを持っていた。

要するにLOVEGRPHに全てを賭けて他のことをしない、と決めたのだ。

撮影の依頼は全てLOVEGRAPH社(以下LG)を通して受ける。
個人のインスタアカウントから来た依頼もLGを通した。
日々付き合う人もほぼLGerたち、仕事のやり取りもLG運営と。
全日程を空けて全依頼を断らなかった。どれだけ依頼が増え、その打ち合わせが抱えきれるギリギリでも。
LG運営からの要請は全て引き受けた。
仕事に結びつかない趣味半分の撮影はほぼしなくなった。
閑散期で撮影が少ない時ですらLGの仕事以外はしなかった。
撮影が無い時に何をしていたのかというと、どうすればLGで指名が取れるかという研究とブランディングに時間を費やした。
全ての行動をLGに繋げていった結果、社内外で信用と評判を得て、結果として依頼は増えていった。
社内からは自分なら安心して依頼を任せられると特殊な案件も頼まれるようになった。

これがもし他ジャンルの撮影もしていたり、下手に人脈づくりや独自営業などに手を出していたら叶わなかったかもしれない。

もちろん全ての人が環境的に同じことが出来るわけではない。仕事と同時に子育てや学業などが大事な人もたくさんいるのは分かっている。
俺の場合は結局持たざる者だったから行えたとも言える。
資産、負債、地位、名誉、学歴、伴侶、家、車、あらゆるものを持っていなかった。
とまあ悲しい身の上話がしたいわけではなく、誰しもが本当に大事なものだけに集中すればするほど成果は出やすいということを伝えたい。


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全てをBETするという判断

最初はLGに全てを賭けるということに不安や恐れはあった。
けど正しいと思ってたから行動に起こせた。
なぜ正しいと思えたのか?それはLOVEGRAPHの環境が駆け出しのフリーカメラマンにとって最高だからだ。

具体的に上げると…
撮影した写真はゲストの許可が出れば作例として使わせてもらえる。
オフィシャルサイトにて撮影件数やレビューで実績が見える形で積み上げていける。
SNSをはじめとしたカメラマンのコミュニティ、繋がりがあるので他者に自分の存在を認知してもらいやすい。
社内外で活躍を知ってもらえ、時には広めてもらえる。

フリーカメラマンにとってこんなに好条件な環境は他に無い。
そう判断した俺は腹を決めた。

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一点突破せよ

LGでブチ抜くと決めてからの結果はもう先に述べたとおりだ。

一点に集中すればするほど、先が尖れば尖るほど、壁を穿つ力は強くなる。
空いた穴からは光が差し、また別の世界が見えてくる。

それぞれ抱えてるものがあるだろう。大事なものまで捨てろというわけじゃない。でも本当にやるべきことを今一度考えて、選んだその一つに集中してみる意味は大いにある。

そして持たざる者は臆するな。
一点突破で突き抜けて、爆発音を響かせろ。



byLOVEGRAPHバカ一代

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