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LOVEGRAPHで食べていく

今日で34歳になった。
朝起きると親しい何人かの友人からお祝いのメッセージが届いていた。今とても幸せな気分だ。誕生日の朝に「おめでとう、これからもよろしく」と言われたのは何年ぶりだろう。
少なくとも会社員時代にはなかったな。
本題に入る前に少し今までの経緯を記す。

俺は昨年末に東京に来て、有休消化を終えた今年の2月に正式に退社した。会社員を辞めた。それから間もなくLovegraphにオンラインで応募し、ごく珍しい即採用という形でLovegrapherになった。

Lovegrapherになってから

それから一年も経たないうちに俺は成果を出した。
同社が基準を定めたランク制度の、一番下から最速で最高ランクに上がり、9ヶ月以内で総依頼件数200件達成(今も指名で伸びている)。Lovegraphのオフィシャルサイトのカメラマンページの掲載順は9ヶ月で一気に全国10番以内に食い込んだ。

兄貴、先生、師匠、ボス、初代火影、今は周りからそんな風に呼ばれ、敬意を払ってくれる人が多くなった。もちろん自分も仲間たちを尊敬している。
しかし最初は無名だった、プロカメラマン歴は6年目だったのにも関わらず。
すべてはチャンスをくれたLovegraphとコミュニティのおかけだ。とても感謝している。

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LOVEGRAPHで食べていける?

さてここで本題に入る。

因みに自分の周りではもっとLovegraphに比重を置きたい、さらに言えばそれで食べていきたいという人が少なくないので、そこに関心がある人たち向けの内容。本業も副業も充実している人はそれで良いと思う。

さて、上で述べた通りここまでの成果を出した俺がLovegraphで食べていけてなかったら絶望しかないと思う。大丈夫安心してほしい、食っていけてる。
まだ一年も経っていないから正確な数字は出せないが、月の報酬は平均28〜29万円だ。そこから経費などを引いた額が月収になる。30代でこの月収は多くはないと思うけど、フリーランス一年目の月収と考えたら大したもんだと思う。そして食べていくぶんには十分だ。

Lovegraphで食べていきたいと考えている人がおそらく次に気になるのは、それは今後もそうなのか?ということと、自分にもそれが出来るのか?ということだと思う。
後者についてはこの話の最後に帰結させたいので、まずは前者について。

この先はどうなる?

はっきり言うと、未来のことは分からない。
来年の自分の収入が上がってるのか下がっているのか分かるはずがない。分かっていたら努力なんてしない。分からないから努力をするし、その努力の方向が結果的に正しかったフリーランスが生き残る。そういうもんだと思う。

では出張撮影業界はどうか?今後も仕事は増えるのか、行き詰まるのか。
これについては個人的な考えがある。まったくロジカルじゃないけど。
『コトとモノ』
モノは溢れかえっている。生きていくために必要な良い物がそこら中で安く簡単に手に入る。だから未来はコトに人々はさらにお金を払い、価値が伸びていく。コトとは体験や感動だ。
Lovegraphのサービスはそのど真ん中を行っている。
撮影という体験、愛を形にした美しい写真という感動を提供している。
実際、自分が撮影したゲストさんから納品した写真について、「写真を見て感動した泣けた、写真は家族の宝物にする」といった言葉を頂くことも少なくない。素晴らしい仕事だ。
ここまで人の気持ちを動かすこの商品がこれ以上この世界に広まらないと思うだろうか?

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俺の言いたいことは、この素晴らしいサービスの価値と仕事は今後も広がるし、増えるし、その未来を作るのは俺たちだということ。
俺たちが創造しようという意志を持つということ。
予測なんて無意味、理屈じゃない、心で決めるんだ。
自分にも出来るだろうか?
出来るかどうかじゃない、やるかやらないかだ。

俺は代々木公園で初めて高校生カップルのLovegraphを撮ったその日、やると決めた。だから出来た。それがすべてだ。もちろん運がよかった面もあるだろう。けど行動してサイコロを振らないと運も傾くわけがない。

サンプルはもうあるわけだから、食べていけるかどうか悩むことに意味はない。飛び込んだ穴の中でどう生きていくか、何を成し遂げたいのかを考えることに意味がある。
最初から上手くいかなくても落ち込む必要はない。考えるんだ。

Lovegraph社もより多くのカメラマンがLovegraphの仕事だけで食べていけるよう日々取り組んでくれている。しかし会社側から食べていけるから今の仕事を辞めてフルコミットして欲しいなんてそうそう言えない。責任が伴うから。
でも俺なら無責任に煽ることが出来る。これを読んだあなたたちがこのメッセージをどう捉えるかは自由だから。でももし誰かがインスパイアされたなら意味がある。
自分の選択を信じるんだ。

最後に

今の自分の話をしたい。
撮りたい写真で食べていく、そんな人たちがもっと増えて欲しいと思ってる。
それを皆と共に実現してく方法を考えながら、日々を過ごしている。
俺の魂の戦争は終わった。もう戦う必要はない。

武器の代わりにカメラをとる。
これからはただ希望に向かって進んでいくんだ。

そしてその隣にあなたがいると、俺は嬉しい。


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