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コピーライター 石井つよシさん|藤川さんは、ブルドーザー。いや 、牛は牛でも闘牛かな

CHEESE STANDの"外側"からCHEESE STANDの魅力を発信する「CHEESE STAND のまわり」第9回は、CHEESE STANDで発行している季刊誌『CHEESE PAPER』のコピーを担当いただいている、コピーライターの石井つよシさんです。

『CHEESE PAPER』については、こちらのnoteで紹介しています。

実は私自身、石井さんとはかれこれ長い付き合いなんです。元々はお仕事の繋がりでしたが、今ではプライベートでもご一緒させていただくことも。今回は、そんな石井さんの普段聞かないお仕事の話や石井さんから見るCHEESE STANDについてお話しを伺いました。

ー個人的には既に知っていることも多いですが、改めて石井さんのお仕事についてご紹介いただけますか。

現在は、コピーライターとして活動するかたわら、ブランドの立ち上げやクリエイティブディレクション、飲食店のプロデュースや運営などにも携わらせていただいてます。キャリアのスタートは、デザイン会社で、5年ほどコピーライターとして修業をしてから、流されるがままに独立して、もう8年くらい経ちます。今ではコピーライティングのみならず、飲食のプロデュースなどにも携わらせていただいているのですが、まさか自分がコピー以外の仕事をさせていただくことになるなんて思っていませんでした。目の前のものをこつこつやっているうちに、ありがたいことに少しずつ仕事がひろがってきたという感じです。

実は、今に至るまでのターニングポイントになった仕事が3つあるんです。

一つ目は、独立して2年目ぐらいのとき。世界的なファッションデザイナー・山本寛斎さんとの出会いです。縁あって、寛斎さんがプロデュースするイベントのポスターにコピーを書かせていただいたところ、とても気にいっていただき、「このコピーを書いたひとに会いたい」とお会いすることになり。会うなりお褒めの言葉をたくさんいただいたのですが、これが自分が仕事で「スゴイひと」に褒めていただく初めての体験になったような気がします。20代の頃から世界で活躍する寛斎さんと直にふれあうことで、自分はまだまだだなと思うとともに、「もっと頑張ろう」とエネルギーが湧いてきました。寛斎さん亡き今も事務所のみなさんには声をかけていただき、いろいろとご一緒させていただいています。

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二つ目は、表参道のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」との出会いです。現在では執行役員という肩書をいただいて携わらせていただいています。最初は、4店舗目のお店の立ち上げのお手伝いをさせていただき、その後「社名を変えたい」というご相談をいただいたり。そこからご縁はつづき、「フツウニフルウツ 」「しロといロいロ」「和レ和レ和」など、新しいお店ができるたびに店舗名をまかせていただき、もはやライフワークです。その流れで「自分でも店舗をやってみない?」なんて話にもなったりして、お店のプロデュースまで任せていただいた店舗もあります。

自由が丘の「なんとかプレッソ」「パンとエスプレッソと自由形」、渋谷の「パンとエスプレッソとまちあわせ」「なんとかプレッソ2」。これが、飲食事業に携わるようになったきっかけですね。

三つ目は、神戸女学院大学のお仕事です。タグラインにはじまり広告のコピーを5年間ぐらい担当させていただきました。なかでも「女は大学に行くな、という時代があった。」というコピーは、SNSを中心に話題になり、テレビや新聞に取り上げられたり、Yahoo!ニュースのカテゴリ別アクセスランキングの1位になったり、想像を超える反響がありました。なにより受験者が増えたというのがうれしかったですね。

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特に、二つ目と三つ目は、じぶんのやってることが社会とつながってるんだと、はじめて実感できた仕事かもしれません。良いものを作れば、世の中のだれかに喜んでもらえる、そんなことに気づいたといいますか。そうした経験から、少しずつ視野を広げて仕事をしていけるようになりました。

今は、コピーのみならず、企画・ブランド名・クリエイティブディレクションなどなど。元々はただの言葉を扱うコピーライターだったのに。自分の可能性を決めつけすぎず、流されるがままに仕事をしていたらちょっとずついろんなことができるようになってきたという感じです。ちょうど今、あたらしいお茶のブランドを立ち上げていたり、ずっとやりたかったプロジェクトもようやく動きだしてきたところです。

ーそんなターニングポイントがあったとは!相変わらず面白いお話をお持ちですね。ところでCHEESE STANDのことは元々知っていたんですか?

CHEESE STANDのことは、知っていました。何年も前のことなのですが、パンとエスプレッソの代表と話をしていたときに、まだオープン前だったCHEESE STANDの代表の藤川さんがパンとエスプレッソのファンで、わざわざ訪ねてきてくれたことがあったと。その後も、最初は苦戦していたけど徐々にファンが増えていった、みたいな話もなんとなく小耳に挟んでいました。藤川さんには会えませんでしたが、2人で一緒にお店に伺ったこともありましたね。

ーそうだったんですね!改めて今回お仕事をご一緒させていただき、CHEESE STANDって石井さんから見てどんな風に映っていますか?

お店に伺ってから時間が少しあいてしまい、その時何を食べたかまでは覚えていないのですが、当時は、工房があるな〜とか、牛が置いてあったな〜とか、「工房」や「牛」などのイメージがとても強かった気がします。 

一つ印象的だったのが、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞である「グッドデザイン賞」を受賞していることです。シンプルに、こんなことまでやってるんだ!と、行動力や意識の高さがすごいなと思いました。

チーズそのものもそうですし、街の真ん中でチーズをやることが新しいということに明確な意思があるんだなと感じました。受賞概要を見てみると、コンセプト、ディレクター、デザイナー、全てに藤川さんの名前が並んでいたのにも驚きました。

ー藤川に初めて会ったときの印象ってどんな感じでした?

想像してたよりもパワフルな人だと思いました。CHEESE STANDやCHEESE STANDのチーズって、柔らかくて優しいイメージがあるじゃないですか。チーズの白さもあるし。そんなイメージからお話を伺うと、真の強さをとても感じました。やっぱり職人なんですよね。あれぐらいの真の強さがないとこう言う新しい挑戦はできないんだな、とも思いました。ブルドーザーみたいな馬力がありますよね。もっと例えるなら、牛は牛でも乳牛でなく、闘牛の乳を絞ってるみたいな気がします(笑)。

CHEESE STANDって、お店というよりは、もうちょっと俯瞰したものな気がします。オウンドメディアをやっていたり、SNSをやってたり、ファンベースにも力を入れていて。藤川さんは、職人とプロデューサーという二面があると思います。

ーなるほど。さすがの表現力(笑)。なかなかほかにはないパワーを感じますよね。こんなブランドですが、引き続きお力添えいただけたら嬉しいです。

ありがとうございます。僕の仕事は応援団です。ブランドやサービスの魅力を言葉の力で世の中に伝えていくこと。今後も、CHEESE PAPERを通じて、今までとは違った視点でCHEESE STANDの魅力を伝えられるようにしていきたいですね。

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CHEESE STAND 広報 M(中の人)
趣味が高じて飲食業界に足を踏み入れ、2018年からCHEESE STANDの広報を務める。SNSの運用はじめ社内外のコミュニケーション全般を担当。日々、飲食店を巡り、美味しいご飯をつまみにお酒を嗜む。

edited by Ichiro Erokumae




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