【ベイクド、レア、スフレ…】チーズケーキにはどれくらい種類があるのか?
チーズケーキの種類はどれくらいあるかご存知でしょうか?
レア、ベイクド、スフレなどなど、スイーツ好きな人であれば、3つ、4つは出てくるの思います。
しかし実はもっとたくさんあるんです。
これまで記録してきた600以上のチーズケーキを整理・分類してみたところ、その種類の数はおおむね7種。
この7種類について、本記事では画像をまじえながら解説します。
ちなみに今回は日本で一般的に見られるチーズケーキについてのみ言及しました。海外までカウントするとんでもない数になりそうなので。
※この記事は別のブログで書いた1万字の記事を簡略化たものです。
1、レアチーズケーキ
ベイクドチーズケーキが焼いて生地を固めるのに対して、レアチーズケーキは冷やして生地を固めます。
ベイクドチーズケーキとは違い、卵や薄力粉を使わないので、しっとりした舌触りと、爽やかな酸味を楽しめます。
ちなみにレアチーズケーキという呼び方は日本だけで、海外では「No bake cheese cake」と呼ばれています。
2、ベイクドチーズケーキ
生地を焼いて固めるタイプのチーズケーキです。
ベイクドとは、「焼いた」という意味なので、焼くタイプのチーズケーキはすべて「ベイクドチーズケーキ」といえるのですが、とりあえず一般的にベイクドチーズケーキと呼ばれるものをベイクドチーズケーキとして分類しました。
ちなみにニューヨークチーズケーキは、ベイクドチーズケーキとほとんど違いがないので、ベイクドと同じものとしてカウントしています。
3、スフレチーズケーキ(チーズスフレ)
焼いて固めるタイプのチーズケーキですが、先のベイクドチーズケーキとは製法も食感も舌触りも違います。
ベイクドチーズケーキとは違い、スフレチーズケーキは、クリームチーズにメレンゲと牛乳を混ぜます。これによりスフレタイプのフワフワしたチーズケーキに仕上がります。
ちなみにスフレチーズケーキは日本が発祥と言われており、海外では「ジャパニーズスタイル」と呼ばれることも。
4、バスクチーズケーキ
2019年大ブームとなりましたバスクチーズケーキ。
このチーズケーキは、スペインのバスク地方で提供されていたチーズケーキということで、「バスクチーズケーキ」、「バスク風チーズケーキ」と呼ばれるようになりました。(バスク地方ではチーズケーキという名前)
一般的なベイクドチーズケーキよりも高温、短時間で焼き上げることで、表面は焦がしつつ、中身は半熟状態に。さらにクリームチーズを1.5倍〜2倍使用することで、従来のベイクドチーズケーキにはない独特な食感、舌触り仕上がっています。
5、チーズタルト
タルトに分類されることもありますが、チーズタルトもチーズケーキも明確な区別がないので、チーズケーキの一種として紹介することにしました。
タルトの上に乗るチーズケーキは、レアだったりベイクドだったり様々で、またタルトらしくフルーツを乗せる場合もあります。
「Pablo」や「Bake Cheese Tart」など専門店ができるほどチーズタルトは根強い人気があります。
6、2層のチーズケーキ
ベイクドとレア、ベイクドとスフレなど、2種類のチーズケーキを重ねるチーズケーキが存在します。
見かける機会が少ないチーズケーキではありますが、期間限定でコンビニやスーパーにも登場することがあります。
有名なのは、ルタオのドゥーブルフロマージュ。
ベイクドの上にレアを乗せたタイプで、レアでもない、ベイクドでもない新しい食感、味わいを楽しめます。
7、焼き菓子系・菓子パン系チーズケーキ
チーズケーキといえば、要冷蔵、生菓子タイプのものが一般的。この焼き菓子系、菓子パン系のチーズケーキが一緒に語られることはありません。
しかしこのタイプは、コンビニ、スーパー、有名洋菓子屋でも販売されているタイプのチーズケーキなので、見逃すことはできない存在です。
このタイプのチーズケーキは常温保存可能で、クリームチーズよりも、バターやマーガリン、薄力粉の量が多かったりします。
食感も一般的なチーズケーキとは違い、パンやパウンドケーキ、カステラなどに近くなります。
常温保存可能で日持ちもし、持ち運びも楽なので、洋菓子屋では「贈答用にどうぞ」という感じで販売されています。
終わりに:なぜこんなにチーズケーキは種類が多いのか?
紹介してきたチーズケーキは、日本で一般的にみられるものだけです。
海外に目を向けると、フランスでは伝統菓子の「トゥルトフロマージュ」や、ロシアのイースターで食べられている「パスハ」、シカゴで発達した「シカゴチーズケーキ」など、数え切れない種類のチーズケーキがあります。
また日本においても、生ハムやカボチャをトッピングした惣菜系チーズケーキや豆腐のチーズケーキなど、マニアックなものが存在します。
チーズケーキはなぜこんなに種類が多いのか?
理由は、チーズもケーキの色々あるからです。
たとえばチーズといっても、クリームチーズやモッツァレラ、ゴルゴンゾーラなど様々な種類があり、またケーキに関しても、生菓子タイプや焼き菓子タイプなど、その種類は様々。
チーズとケーキ、この2つは無数の組み合わせが生まれてしまいます。
だから色も形も味も違うチーズケーキが存在するのです。
さらに最近では、チーズを使っていないチーズケーキも存在します。
ヴィーガンチーズケーキです。
これは食感や味、風味がチーズケーキに近いということで、チーズケーキという名前がつけられています。
もはや、チーズケーキにチーズが必須というわけではありません。ケーキらしいかどうかも関係ありません。
チーズケーキは、作り手がチーズケーキといったら、それはチーズケーキなのです。
だからチーズケーキは色々な種類があるし、これからもどんどん色々な種類のチーズケーキが生まれるでしょう。
だからこそチーズケーキは奥が深い。
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