見出し画像

日本に帰りたくない

ケープタウン(南アフリカ)からウィントフック(ナミビア)への移動日。
今までで一番の長距離移動の日で、22時間バスに乗っていた。

バスから見えた景色

ここ最近は毎日と言っていいほど泣いている。
移動中はボーっと考える時間があるので移動日の度に泣いていた。
(記録用に自分の泣き顔を写真で撮ってみたらブスすぎて笑う)
さすがに泣きすぎだとは思っていたし、ポジティブな意味を持つ涙でないことはわかっていたので、なぜ外を眺めているだけで涙が出てくるのか、移動の時間を自己分析の時間にあてることにした。

どうして涙がでてくるのか?と自問しても
「悲しい」とか「悔しい」の感情ではなく、「日本に帰りたくない」としか自分の中で答えが返ってこなかった。

じゃあ日本のなにが嫌なのか?と聞くと
一般的なレールを外れる時、他人にどう思われているか、評価を気にしてしまうところ、
単純に、レールから外れた時に自分はどうなってしまうのかが怖いという不安があることが日本に帰りたくない主な理由だった。

わかりやすく言うと、
今のようになにも考えずにフラフラする毎日が終わり、なにかに対して責任を持つようになるのが怖かったし、嫌だった。
自分のことをもともと知っている人が誰一人いない地でのんびり暮らす毎日が大好きで、
ずっとこの毎日が続いていて欲しい、と願ってでてくる涙だった。

でも、この旅はずっと続くものではないし、大体の帰国日も決まっていた。
どこに自分の気持ちを落とし込めばいいのか、
どうしたらこの気持ちは納得いくものにおさまるのか。
いやこのモヤモヤが解決する日なんか来ないよな、将来どうしよう、と思いながら泣いては止み泣いては止みを繰り返していた。

泣き終わって疲れたのか、2時頃の国境越えが終わってから気づいたら寝ていた。

目がショボショボしていたけど朝焼けが綺麗すぎて隣のおじちゃんを叩き起こそうかと迷ったけど流石にやめた。
ナミビアに住んでて、ナミビアのいい所をたくさん教えてくれた。
ナミビア旅が楽しみだ!!!

目が覚めて見た朝焼け 5:30頃


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?