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産後鬱な私と鬱病の夫。ポジウィルで生まれ変わった夫婦の話

「やると決めたことはとことんやる。」


高校、大学とチアリーディング一筋で体育会系ゴリゴリな私。
高校時代は全国大会で優勝。青春を駆け抜けた。
2014年に新卒入社したコンサルティング会社でいくつか賞も受賞し、コンサルと人事の仕事を経て、2018年社内結婚。そして妊娠。
あまりにも順風満帆すぎる毎日だった。

このまま幸せな生活が続くと思っていた。
部活が生きがい、仕事が生きがいだった私の次のステージは「育児」。


それが自分の幸せだと思っていた。けれど。


私の産休中に夫のうつ病が発覚。適応障害と診断された。

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十二指腸潰瘍と扁桃炎という体の不調から現れ、身体の病は一気に心まで病に落とし込んだのだ。
一度私は産休・育休を終えて職場復帰も考えたけれど、職場恋愛だったと言うこともあり、旦那がうつ病になってしまった職場に復帰する気持ちにもなれず、夫婦揃って退職をした。
幸い、夫の実家が自営業をしており、夫婦共々そこでお世話になることに決まったけれど、そこでの生活は自分の想像以上に、辛かった。

・うつ病の旦那の意見を尊重し、旦那ファーストでケアをしなきゃいけない
・生まれたばかりの娘を慣れない土地で、慣れない子育てをしなきゃいけない
・子育てはわからないことばかりだから、義母の言うことをしっかり聞かないと。

こういう思考で生活をしていると、いつしか「自分の人生を生きる」ということを忘れていた。気づけば、うつ病の旦那ケアをしている自分が産後うつに近い状態になっていた。

・近くに相談できる人もいない
・病気の旦那に相談して重荷にならないだろうか
・収入が減り、無駄遣いをしてはいけない

自分のことを考えている余裕なんてなかった。
髪の毛も肌も心も全てがボロボロだった。
仕事一筋で頑張ってきた私は、夫のうつ病とともに、キャリアを辞めたことを少し後悔したこともある。
あの頃の輝きは一切なく、倒れそうなパートナーをお互いがギリギリで支えあう。

「こんな生活を送りたかったんだっけ?」

毎日泣きそうになりながら過ごし、ある日授乳しながら携帯を見ていたとき、Facebookでポジウィルを知った。高校のチアリーディング部の先輩だっためい先輩が起業した会社だ。

今の自分には関係ないものだと諦めていたけれど、徐々に大きくなっていく会社の情景と、ちょっとだけサイトを覗いてみた。自分が諦めていたもの、見失っていたものがそこにはたくさんあった。


うらやましかった。うらやまし過ぎて涙が出た。
自分ももう一度輝きを取り戻せるなら。そう思って藁にもすがる思いで、気づいた時には無料カウンセリングに申し込んでいた。


無料カウンセリングからサービス卒業までサポートしてくださったのは岡さん
「ボロボロになっていた私をどうにかしてください!」と、半ば投げやりに自己分析プラン(1ヶ月)を申し込んだ。ここからは記録として、POSIWILL CAREERとの1ヶ月を振り返っていこうと思う。



✅面談の内容とホームワーク

オリエンテーション終了後、まず最初にゴール設定を行った。

【POSIWILL CAREERのゴール】
①自分がやりたいと思えること、自分軸が見つかる②それに対して何をすべきかクリアになっている状態

① 面談:担当トレーナー岡さんとの面談(zoom使用・計4回)
② ホームワーク:内省をスプレットシートに記入

①②を通し、1ヶ月でこのゴール達成することが私の『POSIWILL CAREER』だった。
面談が4回しかないと聞いたときは不安だったが、面談している時間だけがトレーニングではないと後々気づいた。自分が何をしている時が幸せで、生活のどの部分を譲りたくないのか・・それは実生活を送る中で徐々に気づいていくものだ。
面談時間はあくまでフィードバック。常日頃から自分の感情を見つめるうちに、だんだん「自分軸」の輪郭が見えてくるんだと学んだ。


✅印象に残った言葉

面談で印象に残っているのは、岡さんに「今の年収が悦子さんの価値ではありません。」と言われたことだ。

というのも、トレーニング序盤に『自分の理想の姿』を聞かれたとき、私は「年収が上がった状態」と答えた。年収が下がると、数字的に自分の価値が下がったように感じるし、積み上げてきたキャリアが失われた気がするからだ。

そう答えたら、「本当に?」と、岡さん。

「今の年収が悦子さんの価値ではありません。」

連呼されたとき、なんだか涙が出てきてしまった。岡さんに私という人間を認めてもらえている感覚が嬉しかった。「そんなに繕わなくてもいいんですよ。年収は上がっていないけど今この時間もいろんな経験をして成長しているし、今の経験が将来に生きて、必然的に年収につながってきますよ」と。
その視点を知ったとき、年収と自分の幸せは比例しないとはじめて気づいた。

自分の理想=年収が上がった姿ではない。なんだか重たい鎧を脱いだように、肩の力が軽くなった。

✅成果①家族の時間を大切にしたいと思った

実は『POSIWILL CAREER』がきっかけで転職活動をしたのだが、これが大きな転機だった。転職活動を進めるうちに、『家族の時間を大切にしたい』という目的を見失なわくなった。

もともと「本気で転職する気がなくても、選択肢を知れますよ」と岡さんに勧められ、妊活と並行しながら転職活動を進めた。

自分軸を見つけるための、手段としての転職活動。結果的に「私は家族の時間が大切」と気づき、納得感をもって転職活動をやめた。

なぜ私は「家族の時間が大切にしたい」と思ったのか。理由は

仕事を探しているうちに「家族の時間」も取れる職場が見つかったら飛び込めばいい。

と、「家族の時間」ありきで探していたから。家族と仕事を両立したいって、なんだか中途半端だと思ったのだ。

『家族の時間を大切にする』言葉でいうのは簡単だが、以前は全く実現できなかったことも大きい。週6で出張する夫、わずかな時間しか一緒に過ごせていなかったからこそ、意思を持って家族の時間を確保したいと腹決めした。

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✅成果②感謝の気持ちが生まれた

同時に、感謝の気持ちも生まれてきた。

恥ずかしい話だが、自分がこんなに苦しんでいるのは夫の病気のせい、娘がいるせい・・と目の前にある幸せに目を向けずずっと他責にしていた。

しかし、真剣に転職活動に向き合うほどに「娘や夫、愛する家族がいるのも、働かせてもらっているのもありがたい」と心から思った。

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振り返ると、病気の中でもなお起業に向けて準備する夫を「支えなければ」と思い込んでいた。「支えなきゃ」と、常に自分を追い込んでいた。自分の意思で思考を切り替えると、こんなにも楽になるんだと知った。


✅成果③鬱病の夫が生まれ変わった

夫との関係もがらっと変わった。
この1ヶ月、面談よりホームワークより、何よりも夫と対話したのだ。

きっかけは、同時並行で夫も無料カウンセリングを受けてくれたこと。そして「違うかも」と言ってくれたことだった。

私「ポジウィルいいよ!やってみなよ」
夫「えっちゃんがそう言ってくれるなら・・」

私の意見に従い、自分の意見はない夫はいつも通りトライしてくれた。
〜無料カウンセリング後〜

夫「やっぱりやめる」
私「え??」

驚きを隠せない反面、夫がいつぶりに自分の意見言えるようになり、感動と安心感がこみ上げてきた。加えて、「自分の将来は自分で考えていくよ」って。嘘でしょ・・!?

夫が「ポジウィルは自分には違うかも」と思った理由は「無料カウンセリングで本当の自分を思い出した」からだそう。自分と向き合ううちに、鬱になる前ワクワクして生きた時期を思い出したそうだ。それから夫は、ずーーっと後回しにしていた投資についに手を出したりと、猛スピードで行動するようになった。(あれだけ貯金してたのに気づいたら入札してたw)

自分一人で仮説検証繰り返すタイプの夫は私と違い、無料カウンセリングだけで良かったみたい。たった45分、きっかけを与えられるだけで動ける人もいるんだと気づいた。

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医者に「鬱患者に未来の話題は厳禁」と念押しされ、夫と未来のための対話をすることなんてありえなかったのに、奇跡が起きたよね。


✅これからのビジョン

将来起業する夫に合わせ、添い遂げるつもりだった私。
でもこれからは、あと1.2人出産したら仕事にスイッチし、正社員としてバリバリキャリアを築いていきたい。加えて、ヨガや社会貢献など所属先を増やしていきたい。

岡さんがTwitterで、「自立するとは依存先を増やすこと」と言っており妙に納得した。
現に出産後、仕事も友達もなくし、生活のすべてを義理の実家に依存している。だからこそ中長期的なテーマは「たくさん居場所をもつこと」。ゆくゆくは副業や社会貢献など、興味があることは全部手を出していきたい。


✅20代で出産した女性のキャリア

これから結婚・出産を考える女性には「出産もキャリアの一部」だよと伝えたい。

『命を預かる仕事』はこの世で一番壮絶だ。

365日、20数年間続く業務。理想を追い続けたらきりがない中で、いかに肩の力を抜きながら自分の理想型に向かって長く走り続けることを求められる。
周りの要求も受け入れると、自分の子供なのに自分の意思で育てているか分からなくなる。今まで人に頼るのが苦手だった人も、どこかで人に頼ることができるようになる。

そんな出産経験は、過酷な仕事だからこそおのずと能力が上がる。「出産を経験した女性は、強いぞ!出産を経験した女性からは、そりゃそうだ!」と同意頂けると思う。出産ほどのエネルギーをもてば、きっとできないことは無いから、勇気を持ってほしい。

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✅まとめ

仕事を頑張ったうえで妊娠を迎えると「仕事人としての自分を失った」喪失感。
逆に早く妊娠を迎えると、「自分は何もない」喪失感。


どちらにせよ喪失感があるからこそ、毎日自分のことを愛し生きることが大事なんだと思う。何かのために自分を我慢するより、自分の好きを優先して生きることでまわりも幸せにできる。

トレーニングを進めるうちに、毎日ひとつずつ変化があった。
無料カウンセリングに申し込んだ当初は髪も肌もボロボロの状態だったけど「自分のことを考えていいんだ」と思えたのは、『POSIWILL CAREER』からもらった大きな財産だ。

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岡さんとお会いした日


コスメも年間5000円。ネイルもまつ毛も髪も染めず、ひたすらお金を使わなかった。

そんな自分が、今では表参道でドクターマーチンの靴を買っている。自分のためにお金を貯めて買った経験が刺激的で、マーチンを履くたびに幸せな気持ちになる。意志がこもった、決意の買い物だ。

妻として、嫁として、母として、を休憩。
置き去りにしていた「私」を見つめたら、気づけばゴールは達成できていた。次は2年ぶりに髪を染めて、脱皮した今の自分らしい髪型にカットしてもらおうと思う。

【POSIWILL CAREERのゴール】
①自分がやりたいと思えること、自分軸が見つかる②それに対して何をすべきかクリアになっている状態

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