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【自叙伝】運命は出会った人で決まる #7 新崎さん その②

中学時代の新崎さん
中学では1年から同じクラスに…。
最初はそれほど意識はしてなかったが、学校の行事で校内駅伝大会があったのだが、事件はその時に起こった。

私は非常に貧弱な身体付きでとても痩せており、かなりの運動音痴だった。

私のクラスは男子生徒が他のクラスに比べ多いこともあり、私ともう1人運動音痴がいて、彼と同時に同じ区間を走り、速かった方が次に襷を繋ぐということになったのだ…(汗)
今改めて思うと、非常に最低な扱いである(笑)

駅伝大会があった場所

絶対に負けられない戦いがそこには…
私は駅伝大会などどうでも良かった。
ただ、クラス一の運動音痴と思われたくはなかったので、直接の勝負相手ではないものの、彼だけには絶対に負けたくないと思った。だから私なりに全力で走った(笑)
彼に負けるということは襷を繋ぐこともできないわけであり、ただ1人で意味もなく走っただけになる。
つまり、駅伝とは無関係。脱線してることを意味する…。

そんな屈辱は絶対に嫌だった。
それだけは絶対に避けなければならない。

絶対に負けられない戦いがそこにはあったのだ(笑)

襷を繋ぐのはあの新崎さん
ただ、ひとつ問題があった。
次に襷を渡すのがあの新崎さん(仮名)だったのだ。
自然とプレッシャーがのしかかる(汗)

2人走者がいる中で、前走者からどうやって襷を繋いだのかはもう覚えてないが、2人同時にスタート!

私は必死に走った。
そして私は彼に勝ち、新崎さんに襷を繋いだ(笑)

しかし、問題はそのあとだった。

私だけが彼女に怒られ…
レース後、私は先生や同じクラスの男子に褒められたが器の小さい彼女だけは違った。
当然だが、彼女は他のクラスとの勝負に拘っていた。

私は彼女にボロクソに罵倒されたのだった。
私は同時に同じ区間を走った彼に勝ち、クラス一のノロマではないことを証明したのだが、他のクラスからはだいぶ遅れをとっていた。

彼との勝負(直接の勝負相手ではない笑)に勝ったのに、私だけが彼女に叩かれた…

最終的に私のクラスが何位に入ったのかは覚えてはいない。
ただ彼女にボロクソに叩かれたことだけが強烈に記憶に残っている。

つづく
次回「近所の先輩ヤンキー日高」

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