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世界は今日も生きにくい

少し普通とは離れている、少し皆んなと違っている。世間一般の意見や思想から外れた瞬間、居心地の悪さを感じた。私は私を全うしているだけなのに、勝手に後ろ指を指された。私の普通は他人にとっての異様だった。でもそれを貶されたり、正される必要はなかったでしょう。
名も知らない人々が、好き勝手に感情をぶつけてくる。それがどんなに強靭な刃で何度も私の心を殺したことか。寝っ転がりながらスマホを弄る人々には分からないのだろう。善意にせよ、悪意にせよ放っておいて欲しかった。私の在り方は私が決める。私は一度も認めて欲しいなどと頼んでいない。
何とも生きにくい世の中なのでしょうか。どうか比べないで欲しい。他人の幸せを勝手に推し量らないで欲しい。貴方の普通を押し付けないで欲しい。どうか比べないで欲しい。他人の幸せを勝手に推し量らないで欲しい。貴方の普通を押し付けないで欲しい。どうか、どうか目に余る異様な光景も流し見てそっとしておいて欲しい。私たちはみんな違う生き物なのだから。私が愛している私を殺さないで。

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