身近なものほど気づかない価値

身近なものほど
離れてみて気づく価値があるというお話。

最近、梅雨時ということもあり、
アジサイが見頃を迎えてます。

日本生まれ

アジサイの原産国はもともと日本。
奈良時代の書物にも記載されているくらい
古くから親しまれてきた花の一つです。

江戸時代、園芸文化が栄えていましたが
アジサイは人気がなかったそうです。

簡単に繁殖できるため
「商品」としてアジサイは成り立たないので
植木屋が売りがらなかったことが背景にあるそうです。

外国育ち

その後、江戸時代末期、
ドイツ出身の医師シーボルトが
オランダにアジサイを持ち帰ったことから
欧州でアジサイが人気になります。
人気とともに、品種改良も進められました。

大正時代には、
西洋で品種改良されたアジサイが
日本に輸入されています。

帰国子女アジサイの人気

現在の日本でのアジサイの人気は、
第二次対戦後からはじまります。

日本特有や観光資源として、
アジサイが注目をあびます。

全国のアジサイの名所は
寺院に多いということもあり、
さらに観光には好都合な条件でした。

外の人の目

シーボルトや観光という
「外の人の目」のおかげで
もともと身近すぎて気づかなかった
モノの価値に気づいてきたわけですね。

日常すぎるモノ、
当たり前のものの価値に気づくには
「外の目」を借りるというのも
一つの手でだなと気付かされました。

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