第6話 僕の教わる太鼓達

画像1 僕は去年西アフリカのギニアとマリ共和国に伝統打楽器ジャンベを習いに行きました。ボディーが木、チューニングはロープ、皮はヤギ。こんなシンプルな物で耳を塞ぎたくなる様な高音から、DNAを揺さぶるような太い低音まででます。 ゴブレット型と言われる中近東の打楽器などでも見られるこの形のおかげで、高音から低音まで分離した音が叩き分ける事ができます。
画像2 こちらはトラデッショナルアンサンブルには欠かせない撥で叩く太鼓達。小中大の3種で順番に、ケンケニ、サンバン、ドゥヌンバ、これらを総称してドゥンドゥンとも言います。 こちらはジャンベとは少し構造が違いまして、まず牛皮の両面太鼓で横にして撥で叩きます、横にした時にロープに鉄製のベルを付けて、右手に木の撥左に鉄製の棒を持って叩きます。 ドゥンドゥンの役目はジャンベに出ない低音を出す事+3つの低音と3つのベルの金属音で複雑なメロディを作り、太鼓だけのトラデッショナルアンサンブルに曲の概念を作る事にあります。
画像3 ギニア、マリや西アフリカ諸国では、この太鼓達によるリズムアンサンブルが沢山あります、そして大昔から現代までずーっと続いている事実にロマンを感じます。同じ名前のリズムでも地域によって解釈が違ったりと終わりの無い、答えの無い旅でもあります。 #音楽 #民族音楽 #ジャンベ #ドゥンドゥン #ギニア #マリ共和国 #旅 #リズム #太鼓 #両面太鼓