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ビリービン

8月16日は、画家のビリービンが生まれた日です。ということで、ビリービンについてたっぷり紹介します。

ロシア連邦の画家で好きな画家は何人かいますが、ビリービンも私の好きな画家の一人です。

ビリービンとの出会いは、2回目のロシア旅行の時でした。

ペテルブルクでガイドさんに案内されたお土産屋さんで、ビリービンが描いた絵の切手を見つけたときでした。その時は、ビリービンという名前を知らずに、昔ながらのロシア連邦の風景の絵が気に入り、買っただけでした。

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帰国してしばらくしてから、この切手に何が書いてあるのか少しずつわかってきました。今みたいにパソコンを持っていなかったので、簡単に分からず、ロシア連邦に関する情報を集めているときに偶然気づきました。

ビリービンの絵はこちらから見ることができます。

偶然、私が買った切手の中に、私がロシア連邦にはまるきっかけになったオペラ「金鶏」のプーシキンによる昔話の絵もビリービンが描いていることが分かりました。

それから、ビリービンが絵を描いた「金鶏」の絵本(ソビエト時代のもの)も偶然見つけました。しかし、高すぎて買えず、それで、夫がモスクワで同じようなものを探して日本へ送ってくれてと、どんどんつながっていきました。

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そして、ビリービンに興味をもつと、ロシア旅行に来るたびに、ビリービンの絵本に出会ったり、住んでからも絵葉書に出会ったり、図録に出会ったりとビリービンのものがどんどん増えました。

これは、ペテルブルクのドーム・クニーギで買ったビリービンの絵による昔話の絵本です。かなり大きくて重い本です。

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「金鶏」のシェマハの女王が登場する場面です。

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「金鶏」の表紙。こういう絵が好きです。

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「金の魚」の場面です。

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これは、ペテルブルクにあるリムスキー・コルサコフの家博物館で見つけた、オペラ「金鶏」の楽譜の初版版の表紙です。

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ソビエト時代の「金鶏」の絵本の復刻版を偶然、モスクワのドーム・クニーギで見つけました。復刻版なので、手頃な値段でした。ソビエト時代は白地でしたが、復刻版は、青地になっています。

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6月に赤の広場で行われる本のフェスティバルで偶然見つけました。

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パリャンカ駅前の本屋さんが、年に数回25%引きセールを行い、その時に、ビリービンの画集を買いました。

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まだまだあります。トレチャコフ美術館の新館へ行ったときに、偶然お土産屋さんでビリービンの絵ハガキを見つけました。最後の1つでした。劇場衣装の絵葉書です。

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私は、デザイナーでもないし、絵も上手に描けないから、見るだけです。

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そして、ビリービンの絵が好きすぎて、オリジナルのバッグを作ってもらいました。その話は、こちらから。


2017年にモスクワのツァリーツィノでビリービンの展覧会があったようですが、モスクワに住み始めたばかりで、この情報は見逃しました。なんともったいないことをしたと思っています。

2020年2月からトレチャコフ美術館の新館で行われた展覧会にビリービンの作品も展示されるということで、観に行ってきました。その時に展示されていたビリービンの作品をすべて紹介します。

「イワン雷帝の息子」

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「デッサン。ストラヴィンスキーのオペラ「火の鳥」のカスチェイの衣装のスケッチ」

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「火(熱い目をもった頭蓋骨)を持って家に帰るワシリーサ」

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「昔話「美しきワシリーサ」より。臼に入ったバーバ・ヤガーが森を行く」

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「イワンの息子を追う不滅のカシェイ。昔話 マリア・モレーエブナ」

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「老人との出会い」

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「昔話 カエルの王女。王子とカエル。イワンの息子は、カエルの近くに矢を見つけた。」

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ビリービンの絵に出てくるような北方の生活の様子が分かるいかにもロシア連邦らしい風景のが好きです。

これからも、ビリービンに関する情報を集めます。

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