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『スピードマスター 1時間でわかる ネット広告 超入門』

こんにちは、チェ・ブンブンです。

諸事情で、インターネット広告事情について勉強する必要があり、『スピードマスター 1時間でわかる ネット広告 超入門』を読んでみた。10年ぐらいブログサイトを運営しており、アフィリエイト広告にクリック型や成果報酬型などが存在することは知っていたが改めて体系的に学ぶことができた。

その中で興味深かったのが動画型の広告である。

内容を1分のダイジェストにした動画は効果的

p123より引用

とある。確かにYouTubeでは本編やチャンネルに誘導するために1分以下のショート動画が投稿されることがある。YouTubeショート動画は他のSNSとは異なる独特なインプレッションの伸ばし方が期待できる。適切なハッシュタグと投稿時間を守れば、チャンネル登録者数が少ないアカウントでも数千回もの再生回数を叩き出すことができるのだ。

一方で、YouTube文化には切り抜き動画の文化がある。若干、YouTubeショートと切り抜き動画では運用方法と効果/目的が異なる気がした。

例えば、よくあるのが音楽のダイジェストをYouTubeショートにアップする場合だ。ボカロP・なみぐるさんはボカコレ2023春に「ずんだパーリナイ」を出品する際に、YouTubeショートでサビパートを抽出し広告とした。ショート動画は3万回の再生回数を叩き出し、本編は64万回再生された。その結果、音楽ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に楽曲採用となった。

このケースを見ると、YouTubeショートはチラ見せの要素が強いと考えられる。ダイジェストの側面で言うと「切り抜き動画」がその役割を果たしているといえる。数時間に及ぶものや、複数の動画に点在しているものを配信者または視聴者がまとめて、魅せていく。チラ見せして本編に誘導するケースも多いが、本編よりも配信者の存在を認知してもらい、チャンネル自体に誘導する役割があるのかもしれない。

これはあくまで仮説だが、今のところ

・ショート動画(1分以下):本編動画への誘導に向いている。
・切り抜き動画(数分〜数十分):チャンネルへの誘導に向いている。

といった感覚を抱いた。


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