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読書感想文

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che bunbunや知り合いの読書感想文をまとめたマガジンです。
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#日記

「死ぬまでに観たい映画1001本」全作品を鑑賞してみた感想

まえがきこんにちは、che bunbun(チェ・ブンブン)です。 本日は重要な報告があります。 11年…

CHE BUNBUN
1年前
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『テヘランでロリータを読む』読書感想文

 本屋へ行くと思わぬ出会いがある。何気なく、本棚を眺めていた時、思わぬタイトルが眼前に飛…

CHE BUNBUN
2年前
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アニー・エルノー『嫉妬』感想

 2022年のノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノー。彼女の『事件』は12月公開の映画『あの…

CHE BUNBUN
2年前
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アニー・エルノー『事件』感想

 12/2(金)にヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作『あのこと』が公開される。原作は、先日ノ…

CHE BUNBUN
2年前
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年森瑛『N/A』感想

  冷めた日常の中にある痛み 我々は無意識のうちに他者を属性に押し込めてしまっている。押…

CHE BUNBUN
2年前
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『パプリカ』感想

 高度な技術は時として魔法に見える。ここ数ヶ月、Twitterを賑わせているAI描画ツールは、も…

CHE BUNBUN
2年前
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アリストテレス『形而上学(上)』のメモ

今、アリストテレスの『形而上学』を読んでいる。本書に挑む前にマルティン・ハイデッガーの『形而上学入門』を読んだ時、語源系の独特な言い回しが難しく全然歯が立たなかった。それに比べると、アリストテレスの『形而上学』はドイツ語特有の表現と思しきものはないので少しは読みやすいのだが、油断していると一気にわからなくなる。100pぐらい読んだので、少し印象的だった部分をメモをしていこうと思う。 経験で仕事をすること/理屈で仕事をすることアリストテレスは経験で仕事をする職人と理論家との間

『ゼロからトースターを作ってみた結果』感想

 星新一のショートショートにこんな話があった。未来人だか、宇宙人だか高度な文明を持つ世界…

CHE BUNBUN
2年前
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『オン・ザ・ロード』感想※ネタバレ

 noteの企画「 #読書の秋2022 」の推薦図書に私のバイブルとも言える『オン・ザ・ロード』が…

CHE BUNBUN
2年前
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『Réflexion faite』感想

 初めて、フランス語の本を一冊読み切った。  きっかけは、VTuberを哲学の領域から研究して…

CHE BUNBUN
2年前
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『羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季』感想

 世界遺産「イギリス湖水地方」は、自然遺産に見えるが文化遺産である。18世紀以降、風景に絵…

CHE BUNBUN
2年前
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ウィリアム・キャッスル「STEP RIGHT UP!」感想

おはようございます、チェ・ブンブンです。 みなさんは、ウィリアム・キャッスルをご存知だろ…

CHE BUNBUN
2年前
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マルティン・ハイデッガー「技術への問い」感想

 哲学書は、スッと入る時と入らない時がある。それが入門書だとしても侮ってはいけない。マル…

CHE BUNBUN
2年前
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【読書感想文】『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』営業は会議室で起きているんじゃない

時は令和。 2020年代の幕開け。 恍惚と照らされる未来に目をキラキラさせていた我々の思う世界はやってこなかった。新型コロナウイルスが世界規模で蔓延した。東京オリンピックは2020年から姿を消した。今までの不況と違い、意識高い系が声高らかに叫びそうな「そんなに今が嫌ならば海外に行けばいいじゃん」という言葉は通用しない。世界全体が袋の鼠に追い込まれたのだ。 そんな中、飄々と人生を遊び倒している男がいる。 彼の名前は、高山洋平である。 株式会社おくりバントという広告会社