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地方都市のイベント無償ボランティア募集多すぎ問題

地方都市のイベント開催のお知らせと共にイベントを支える無償ボランティア募集がSNS上で溢れている。

行政主導イベント、民間の実行委員会形式のイベント、スポーツ興行、地域のお祭り、アートや芸術系イベント、芝居やコンサートイベントなんでもかんでも無償ボランティアを求めている。それらは同時に地域活性化や地域経済刺激策な話もパッケージになっている。
ええねんけど

そして、この無償ボランティア募集告知がおもてなしややりがい方面の言葉を並べてるのもうーんってなるねん。
手っ取り早く人集めする為のコピーとして承認欲求系刺激ワードは割と刺さりやすいのは理解してるけど、もうちょい深堀りするとあーってなるパターンというか、このワードに興味を持って集まった人々が自分が抱いたイメージと違うと分裂したり強固なクレーマーになったり、自己実現の為暴走したり、派閥対立起こしたりしがちやねん。

特にプロのスポーツ系運営要員募集とか
地域での活動理由(ミッションとか使命とか目的とかで掲げるやつ)で地域社会への経済刺激や活性化ってかなり重要なポイントやと思うけど、そこで無償ボランティア中心で地域を盛り上げようって文脈で人集めするのは実はかなり矛盾した話しになるねん。

例えば
ホームゲーム開催に必要な運営要員、本来はすべて人件費払って開催することを目指します。(日当払うんでそのお金で帰り道に仲間と美味しいご飯でも食べて帰れば微力だけど地域経済貢献になる)ただし現状我々の力不足でそこまでの資金を用意出来ていないので皆さんのお力をお貸しください!って話やのに何故かボランティアで得られる認証欲求方面が前面に出てくる人集め方法をとるねん。

これ実は日本のスポーツ界隈でよく問題になってるやり甲斐搾取系の構造と同じやねん。
おもてなしの話とかもやけど、プロスポーツは興行、お金が循環してなんぼ。最低限観客集めて集まった観客の満足度アップ!その為に力と知恵お貸しください。ってスタンスになってないのが問題になんねん。そして必ずお金が循環する世界を実現し、地域の価値アップに繋げます。ぐらい言い切らなアレやねんけど、なんだかなーってポジションとろうとすんねんな。
スポーツに限らず様々な場面で無償ボランティア頼るようになりながら、どこか知らないところへ予算が流れてたりして、開催地エリアには還流されてないのは問題やし、開催地エリアの特定人物が独占的に差配していても問題やけど、お金が循環しない状況が最悪なのは間違いない。

行政の中の人も、スポーツ界隈中の人も、なんたら実行委員会中の人達、自己実現のためにすぐ無償ボランティアに頼るのは地域経済も人間関係もアレする第一歩になってるかもって考えなアカンで
※田舎のお祭り消滅とか自治会清掃活動崩壊とか消防団問題とかと同じ文脈な


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