Chatwork採用サイトリニューアルの裏側
こんにちは!BX部のハヤマです。皆さんはChatworkの採用サイト「Chatwork Recruiting Site」をご覧になったことはありますか?
このWebサイトは2020年11月にリニューアルし、その際にWebデザインのギャラリーサイト(素敵なWebサイトが集まったまとめサイト)にいくつか掲載されたため、このトップページに見覚えがある方もいらっしゃるかも知れません。
今回はこの採用サイト「Chatwork Recruiting Site」制作の裏側についてお話したいと思います!
採用サイトリニューアルの背景
リニューアル前は採用コンセプトが言語化されておらず、会社サイトのいちコンテンツとして採用ページがあったため、会社のミッション「働くをもっと楽しく、創造的に」が採用コンセプトのようになっており、「働きやすさ」という側面のみが強調されてしまう状況に陥っていました。
そのため、事業や組織を急拡大・急成長させる「スピード感をもってチャレンジする人材」を求めていることが伝わらない状態でした。
それ以外にも、下記のような課題を抱えていました。
・プロダクトの認知はあるが、働いている人のイメージがない
・Chatworkで働く人を通して、企業文化・カルチャーが伝えられていない
・募集要項がリストされた必要最低限な情報しか公開していない
これらの課題を解決するために、採用コンセプトをちゃんと定め、Chatworkが求める人物像が伝わる採用サイトにリニューアルしました。
[図] リニューアル前の採用ぺージ
採用コンセプトづくり
採用コンセプトをつくるにあたり、前述した課題を軸に外部の会社(第三者)からの目線や提案を受け、下記のように決まりました。
・「挑戦」「成長」できる環境があり「チャレンジングなChatwork」
・働きやすさだけではなく、「働きがい」のある企業
また、採用コンセプトを伝えやすくするため、「野心と確信。」という採用キーメッセージも打ち出しました。
デザイン制作
採用コンセプトの変化に合わせて、ビジュアル面でもガラッと印象を変えることにしました。そして、今までのように社内で制作して似通ったイメージが残らないよう、あえて外部の制作会社にデザイン制作を依頼し、一緒に採用サイトを作っていきました。
デザイン制作では、まず採用コンセプトやキーメッセージ「野心と確信。」を表現するキーワードを選定しました。
[図] 新しい採用サイトをイメージさせるキーワード
そして、ムードボードや写真、レイアウトなど具体的なデザインの方向性をまとめたイメージボードを作成しメンバー間の認識をすり合わせました。
[図] 採用サイトのイメージボード
イメージボードを作成するにあたり、やらないことも決めておきました。これによりイメージがさらに具体的になり、メンバー間でのイメージの齟齬が起きにくくなります。
これらを元に制作した採用サイトが「Chatwork Recruiting Site」です。
リニューアルの効果
採用サイトをリニューアルしてから採用の応募数は昨年対比で141%と増加しました。応募者や採用現場のエージェント担当者の方からは「Chatworkはこういう人物を求めている」ことが明確になってミスマッチが減ったという声も多くあり、狙い通りの効果を感じています。
そして、採用サイトのリニューアルと合わせて「Cha道(ちゃどう)」というChatworkの人と組織を伝えるオウンドメディアも立ち上げ、入社後のアンケートで9割の方が「Chatworkで働いている人がイメージできた」と回答し、人に関する課題も解決することができました。
(Cha道に関しては「人と組織を伝えるメディア『Cha道』デザインの裏側」で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。)
また、社外だけではなく社内に対しても「事業戦略と組織戦略に基づいた、明確なペルソナ」が正しく伝わるようになり、事業戦略・組織戦略・採用戦略をつなげることができました。
最後に…
採用サイトリニューアルの目的は達成しましたが、これで終わりではなく「野心と確信。」をもって今後も採用サイトを運営し成長させていきたいと思います。
そして、ともに挑戦する仲間も募集中です!ぜひ、少しでも興味がある方は採用サイト「Chatwork Recruiting Site」をご覧ください。
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