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新しい福利厚生パッケージ「BENTO」、作りたてをどうぞ。

福利厚生パッケージ「BENTO(べんとー)」とは?

BENTOは、「働くをもっと楽しく、創造的に」の「もっと(motto)」と、福利厚生を表す「benefit」から名付けられた、福利厚生のパッケージです。

「"もっと"仕事を充実させる」「"もっと"キャリアの選択肢を豊かにする」「"もっと"チャレンジできる環境を作る」など、「働く」や「キャリア」をより良くするための制度を用意しています。また、お弁当のように、世の中の変化や個々人の状況にあわせて、利用できる制度・働き方を柔軟に選択できるという意味や、制度自体も"もっと"より良い形にアップデートし続けていくという想いが込められています。

今回は、そんなBENTOの立ち上げに関わった原さんと高瀬さんのお二人に、お話を聞いてみました。

プロフィール

原 香織さん(2016年2月中途入社・写真右)
ピープル&ブランド本部 労務部 Payroll&benefit チームリーダー
(兼)労務部 労務企画

【現在の仕事】給与計算や労務関連企画全般を担当。企業の成長に合わせてこれまでも、労務管理における各種制度の見直しや就業規則の改定にも携わっている。BENTOプロジェクトでは、「ダウンサイドリスク(さまざまなライフイベント等によるキャリアの断絶リスク)軽減」のための制度企画を担当。 

高瀬 和之さん(2019年9月中途入社・写真左)
プロダクト本部 DevRel部 マネージャー
(兼)ピープル&ブランド本部 PX部

【現在の仕事】DevRel(Developer Relations)として技術広報業務に従事しながら、インナーコミュニケーションや社内のエンジニア育成にも携わっている。BENTOプロジェクトでは、「アップサイドサポート(バリューをより体現するための支援)」における制度企画を担当。 

守りだけじゃない、攻めるための福利厚生に。

──福利厚生を大幅にリニューアルされたという今回のプロジェクトですが、まずは取り組みの背景について教えてください。

:現在、Chatworkの従業員数は300名(グループ従業員数379名、2023年3月末日時点)を超えていますが、私が入社した2016年はまだ50名程でした。会社の規模はどんどん大きくなっていますが、福利厚生のメニューは当時のものが多く残っていて。見直しに向けた議論はこれまでに何度かありましたが、従業員満足度にも関わるものでもあり、なかなか思い切って踏み込めずにいました。
 
──たしかに福利厚生メニューは採用活動におけるアピール情報の一つにもなるため、なかなか変えづらい部分がありそうですが…では、何がきっかけとなったんでしょう?

:コロナ禍による在宅ワーク推進の動きに合わせて、作業環境確保のために物品購入費の補助などの制度を増やしたことがあったんですが、正直「なんでもあり」のような状態になってしまって。そこで、「私たちが本当にあるべき状態を定めよう!」「MISSION・VISION・VALUESに沿って福利厚生も見直そう!」という機運が高まったんです。

高瀬:福利厚生というとどうしても社員のサポートという意味で「守り」のイメージが先行しがちですが、我々はそこに「攻め」の意味付けができたことも大きかったんじゃないかと思っています。当時2022年はちょうど、Chatworkの中期経営計画達成に向けて成長スピードを加速するため、施策検討を行っていた時期でもあり、福利厚生は事業を前に進めるためのアシストもできるんじゃないか、と考えたんです。

 “働くをもっと楽しく、創造的に”するために。

──福利厚生メニューをリニューアルするにあたって、判断の拠り所となるコンセプトのようなものはあったんでしょうか?

:「BENEFIT + MOTTO = BENTO」といったキャッチーなネーミングこそ後半に作られたものではありますが、根っこにある考え方については、プロジェクトメンバー間でも最初から目線が揃っていました。
家族の育児や介護、自身の健康などさまざまなライフイベントによる社員のキャリア断絶リスクを低減するための「ダウンサイドリスクの軽減」。そしてバリューの体現を通して成長をサポートするための「アップサイドサポート」。事業成長をアシストする福利厚生の役割を大きくこの二つに分類し、議論と検討を重ねました。
 
──なるほど。そこから「ダウンサイドリスクの軽減」に関するメニュー検討を原さんが、「アップサイドサポート」を高瀬さんが主に担当することになったんですね。具体的な検討はどのように進められたんでしょうか?

:私の方ではまず「業務環境のサポート」「自身の健康維持のサポート」「育児と"働く"を両立するサポート」といった大きなカテゴリーを用意して、既存の制度がそれらに合致するのかしないのかを確認しました。そこで残ったものもさらにブラッシュアップをかけるとともに、それぞれの役割に添って新たに必要と感じたものをとにかくまずはピックアップしてみて、そこからまた追加検討していく…という流れです。

高瀬:私の方は新規で立ち上げるものが多く、社内においてもいわゆる「Chatworkのファン」を増やすために制度をいかに使ってもらうかということが設計の肝になりました。社内への浸透という点では、社内のチャットや情報共有ツール、月次会議など全社発信の場で、それぞれの制度の背景にある考え方も含めて知ってもらう努力を地道に続けています。 

これが「BENTO」こだわりメニュー。

──ちなみに、今回リニューアルした制度の中でも個人的にイチオシのものってあったりするんでしょうか?

高瀬:そうですね…それぞれに想いはあるんですけど、私はVALUESの中の「速く学び、変わり続けよう」っていう言葉がすごく好きなんですね。そのバリューをそのまま制度名に冠した「『学び、変わる』支援制度」というものがあるんですが、これは特に想いを込めて作りました。
これは書籍等からのインプットを補助する制度なんですが、単純に書籍購入費の補助だけなら他社さんでもよくあると思うんです。ただChatworkの場合、勉強会やセミナー、オンラインコンテンツなども対象にしているのがポイントです。

:対象を拡げることで目的が不明瞭にならないか、一部の人だけのベネフィットにつながるようなリスクがないか、社員が「学び、変わる」ことにつながるのか…といった観点から何度も議論を重ねましたね。

福利厚生パッケージ「BENTO」の主なメニュー(2023年6月時点)

これからも制度は、会社と社員と成長していく。

──リニューアル後、周囲からの反応はどうでしたか?

高瀬:「こういうのを待ってたよ」といった嬉しい声もいただけますし、購入した書籍で輪読会が行われているのも見かけます。福利厚生が、会社全体のカルチャー作りに貢献できている実感を持てることが何よりも嬉しいです。

:私も、カウンセラー相談を利用した方から「人生、救われました」と言っていただいたことがあって。これまで仕事をしていて、そんな言葉をかけられたことがなかったので、本当に感動しました。
ただもちろんポジティブな反応だけじゃなく、「制度が使いづらい」「利用方法がわかりにくい」といった声もいただいています。

──それはちょっとショックですね…。

:でも、「確かにそうだよね…」と納得できる意見も多くて(笑)。

──え、そうなんですか?

:はい、自分勝手な意見っていうのは本当に一つもなくて。Chatworkをより良くしようという想いを持ってフィードバックいただいていると思っています。今回のBENTOもそうですが、制度って「作って終わり」ではなく、これからも改善を続けていくことが重要だと考えているんですね。世の中の動きや会社の成長に合わせて制度を変えていく必要もあるし、何よりもまず実際に社員に使ってもらえるものでないと意味がないんです。

高瀬:子育て支援にしても健康維持にしても、それぞれの制度がどれだけ活用されているのか。データを見ながら、中身は都度見直していく必要があります。このあたりはまさに労務のみなさんがやられている部分だと思いますが、まず社員のみなさんに知ってもらうこと、そして(たとえば手続き面を自動化するなど)手軽に制度利用ができることについてもさらに磨きをかけ、より事業成長に貢献できる福利厚生の在り方をこれからも模索していきたいですね。

こちらの記事は2023年06月26日に公開しており、記載されている情報が現在と異なる場合があります。


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