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お下がりを着る

私の実家は、そんなに裕福ではなかった。だから、私の着る服は姉のお下がり。その姉が着ていた服も、親戚からのお下がりだった。
そんな訳で、私はファッションに対して美的感覚があまりない。そういうものが育たなかった、と言った方が正しいかもしれない。

実は今着てる服も、主人のお下がりだったりする。
服の色やデザインにこだわりがないので、メンズの服でもサイズさえ合えば着てしまう。そして、下手に自分で買った服より主人のお下がりの方がセンスが良いという始末…。

そんな私が、安心して洋服を買えるのが「古着屋」だ。古着を嫌がる人もいるが、私は抵抗がない。
むしろ、安い値段でファッションを楽しめて、ありがたい。ピンク色の洋服とか、主人のお下がりにはない色味のものを、ここで買う。

古着屋さんは隣町にもあるが、お気に入りは西新の古着屋さんだ。西南学院という、お金持ちの子女が通う学校が近くにあり、置いている古着もオシャレに見える。

主人からもらったTシャツに、少し派手なロングスカート。
私のお気に入りの組み合わせだ。

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