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4月(卯月)季節と暮らすカレンダー

4月の佐藤家カレンダーできました。
今月も色んな行事がたくさん!
みなさんのお出かけのきっかけや、
創作のヒントになると幸いです!

↓以下、オマケ。
4月の二十四節気(にじゅうしせっき)と、七十二候(しちじゅうにこう)です。


「清明(せいめい)」 4月5日

春が訪れて、全てがいきいきしている。
という頃です。

二十四節気はもともと中国から伝わったのですが、中国では、この「清明」はご先祖さまの供養をする日で、お墓参りに行くそうな。
沖縄ではその影響が残っており、「清明(シーミー)」と呼び、お墓に行きご馳走を食べます。


「穀雨(こくう)」 4月20日

穀物を潤し、成長させる雨が降る頃です。

新芽が育ち出す頃で、
田植えの準備の時期でもあります。

ちなみにこの後の二十四節気には
「立夏(りっか)」が続きます。(5月5日)
さわやかな風の中、だんだんと日差しに夏を感じるようになります。

*****

↓以下七十二候です。
二十四節気をさらに分けて、
5日に1回、季節の風物詩のような名前がついているんです。

七十二候↓

先ほどの「清明」の時季を
初候・次候・末候と3つにわける

●初候(4/5~4/9) つばめきたる

春になるとツバメが南から海を渡ってやってきます。
冬の間は暖かいフィリピンとかに行ってるそうな。
春になると日本にやって来るのは、子育てのためにエサ(虫)が多くて、天敵が少ないからです。


●次候(4/10~4/14) こうがん(雁)かえる

雁(がん)は、ツバメとは逆に秋になると日本にやってきて、暖かくなると北(ロシア)に帰り子育てします。
10月初旬には「こうがん(雁)きたる」という七十二候もあります。


●末候(4/15~4/19) 虹はじめてあらわる

虹は年中見れるわけではなかった!
という訳でもないが、冬の間は日差しが弱くあまり見かけない。

それは、虹は太陽の光が雨粒に反射して色んな色に見える現象らしいので、
大量の雨が降った後の晴れに虹が出やすい。
つまり、「夕立からのメチャ晴れ」は、虹チャンス。
これからの季節が虹の季節ということなのね。

*****

そして「穀雨」も3つに分ける

初候(4/20~4/24) あし(葭)はじめて生ず

葭(あし)は水辺に生える植物で、
“茅葺き(かやぶき)屋根”や、
“よしず”(←すだれのようなもの)
の原料です。 
現代人はあまりピンとこないけど、昔は身近だった物のひとつなんだろうなぁと思います。
近江八幡(滋賀・琵琶湖)に行ったときに見ました。


次候(4/25~4/29) 霜、止んで 苗、出づる

そろそろ霜が降りることもなくなり、田植えの時期がくる。


末候(4/30~5/4)  ぼたん(牡丹)はなさく

牡丹の花が咲く頃です。春もそろそろ終わりです。
牡丹は「百花の王」とよばれ、
「百獣の王」である獅子との取り合わせは縁起物です。
ちなみに獅子も苦手なものがあり、体に寄生する虫に命を脅かされるとか。それをやっつけてくれる薬が牡丹の夜露(朝露)だそうな。(というお話です)

茶摘みをする「八十八夜(はちじゅうはちや)」もこの頃で、今年は5月2日です。

さあ!この後は夏がやってきますよ!!



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