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【多摩ニュータウン近隣街歩き】④中央大学・明星大学駅と東中野付近を歩く

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多摩動物公園駅から多摩センター駅に歩いて向かう街歩き。前半は、多摩動物公園駅から明星大学と中央大学の昔の通学路をめぐり、多摩丘陵トンネルを抜けてきました。その続きは、八王子市のモノレールの中央大学・明星大学駅近くと、東中野地区を中心にめぐりたいと思います。
(前回探索は下記のリンク)

多摩モノレール通りの多摩丘陵トンネルを越えると、日野市から八王子市に入ってきます。そして、西側には中央大学、東側には明星大学に囲まれた、モノレールの駅に出てきます。

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両側を大学に挟まれているので、多摩モノレール通りは、ただひたすらに南北に進む以外に道がない状態です。道路の真ん中に、モノレールの駅が見えます。

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中央大学・明星大学駅。左右どちらも大きな大学があるので、いつも多くの大学生で賑わっています。背後に中央大学のロゴが見えます。

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こちらは明星大学。丘の上に高層の校舎があるのが特徴的です。

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モノレールの駅から多摩センター方面を見たところ。次の大塚・帝京大学駅のすぐそばに大栗川が流れていて、そこを目掛けて下り坂になっていますが、また再び松が谷の丘の上に登っていく地形が見えています。駅の近くは、両大学と、近くにある帝京大学などの学生がたくさん住む賃貸住宅が建ち並ぶ街になっています。

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明星大学の敷地沿いに坂を登っていくと、再び日野市に入り、七生福祉園という福祉施設がある場所にたどり着きます。東京都の障がい者福祉施設のようです。

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【七生福祉園歩道橋 1989年6月 東京都 製作:宮地建設工業株式会社】

多摩センターに向かうために引き返しますが、今度は中央大学のほうに行ってみたいと思います。

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中央大学側を行くと、キャンパスの中に道路が横切っていて、キャンパス内の歩道がオーバーパスしています。

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そして、中央大学には、ヒルトップ隧道に続くもう1か所の隧道、中大隧道があります。

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中大隧道は、その名の通り中大のキャンパスの中を貫く道路トンネルです。結構立派な印象を受ける道路トンネルです。

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坑内には待避所も設けられています。

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反対側の坑口に来ました。ここだけ切り取ると、山奥のトンネルというイメージがありますが、モノレールの駅と中央大学の正門を結ぶトンネルです。

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トンネルを抜けると・・中央大学の正門です。一番学生が多く利用するのは、モノレールの駅から直結している入口なのでしょうが、こちらはバスや野猿街道方面からつながる入口です。

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谷津入バス停。大学ができる前からの古い地名でしょうか。左側に旧道っぽい道があるので、迷わずそちらを歩くことに。

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バス通りから1本入っただけの道ですが、非常に趣のある道でした。

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野猿街道に出てきました。谷戸を流れる川が、この交差点の下を暗渠となって流れています。

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暗渠となって流れる川です。

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由木東小学校。野猿街道から1段下がったところにある校舎。

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小学校の前を歩くと、ほどなく大栗川を渡ります。

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【東中野橋 昭和49年3月完成】 あ、生まれつきまで同い年(笑)。

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大栗川近くには、古くからの東中野地区の営みが残ります。

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多摩ニュータウンの松が谷地区に向かう急な上り坂。

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松が谷高校付近から見た、堀之内方面。小高い丘の上なので、眺望が開けます。

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松が谷の丘の上から、多摩センター方面を見たところ。乞田川の谷の向こうに多摩センターの町が広がります。

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山王下地区の宅地造成工事完成の記念碑。多摩ニュータウン開発で移転した神社が再び鎮座した時に、至る所で記念碑が作られています。以前住んでいた住民の悲願がかなった瞬間なのでしょうか。

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神社と一緒に古い石仏なども安置されています。

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乞田川の谷底に降りていく階段。

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谷底に走る、多摩ニュータウン通り。この標識に見覚えのあるドライバーも少なくないのではないでしょうか。

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多摩センター駅近くの交差点に来ました。モノレールも走っています。

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多摩センター駅に到着。京王も、小田急も、サンリオピューロランドとタイアップして、駅がサンリオキャラクターで埋め尽くされています。京王はメルヘンの世界、小田急はかわいらしさを押し出している気がします。

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京王の駅にある、キャラクター紹介です。

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今の季節、多摩センターでは、イルミネーションが開催中です。街のゆるキャラ代わりに、サンリオキャラクターが溢れるのが、多摩センターの魅力でもあります。

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多摩センターの主役である、キティちゃんとしまじろうのコラボ。共通項は、小さい子供におなじみのキャラクター。

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イルミネーションが開催されている街は、まだハロウィンの時期でもあるので、かぼちゃとクリスマスツリー(点灯前)が同居するという、微妙にカオスな状況でした(笑)。

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人がたくさん行き交う歩道橋、この橋は・・、

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【多摩センター大橋 昭和55年3月 建設大臣 渡辺栄一】
なんと、大臣の名前入りの銘板。相当この橋が重要だったことを記念する橋のオブジェになると思います。

【終わりに】
多摩動物公園から多摩センターに歩く街歩き、八王子市、多摩市でも個性的なスポットをたくさん見つけることができました。大学を誘致して学園都市として成熟した感のあるこのまちも、大学ができたころには、トンネルを掘ったり様々な工夫をして、不便さを解消しようと努力していた状況が何となくわかる気がしました。いつもの街歩きも、少し視点を変えてゆっくり歩くと、全く違う風景が広がることを肌で感じました。

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