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◇八王子さんぽ◇高尾山を歩く②~1号路を歩く
2月末に、謎解きラリーに誘われての高尾山さんぽを楽しみました。前回は、高尾山口駅周辺を歩きましたが、いよいよ高尾山に向けて山登りを始めたいと思います。
(前回はこちら)
■清滝駅付近を眺める
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清滝駅前。2月はオフシーズンですが、この日は比較的暖かい晴れた祝日であったため、ケーブルカー乗り場に行列ができる賑わいでした。その駅前の石碑などを眺めてみたいと思います。
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先日丹沢の大山阿夫利神社で見てきた石碑よりも、最近できた石碑が多いかもしれません。こちらは、令和元年五月一日に建てられたもの。つまり、元号が令和に変わった当日を記念して除幕されたイメージでしょうか。高尾交通安全協会の、安全運転を祈念する内容です。
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こちらは、「是より阿波国」という石碑。なぜだろうと思っていましたが・・、
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高尾山内に、八十八大師めぐりというものがありました。つまり・・、
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四国のお遍路さんが練り歩く、八十八か所めぐりが、高尾山内で楽しめるということもできるようです。ある意味「信仰のテーマパーク」のような場所だともいえるのではないでしょうか。
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こちらは、薬王院のご本尊である、高尾山飯縄権現の遥拝所です。隣には、「稚児登山 100年記念」の石碑があります。稚児登山と言うのは、こんなイメージのようです。
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左の大きな石碑は、桐生の桐成講と言うところからの寄付を記念した石碑です。高尾にもたくさんの講があります。群馬県からはるばる来ていたようです。
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永代護摩料 金五拾円也 大正九年」
荏原郡入新井町とは、今でいうところの大田区のJR大森駅の近くを指すようです。
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ここは、東海自然歩道の起点でもあります。大阪府の箕面まで続く自然歩道がここから始まります。
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どこか徳川の三つ葉葵に似た感じもします(笑)。
薬王院の別院も麓にあります。麓の寄り道、ついつい長くなってしまいました(笑)。さて、そろそろ山登りを開始します。
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ここに門扉があったようです。また「足利千人講」が出てきました。
足利や桐生など、北関東の地域から講者がたくさん来ていますが、これは養蚕と関係あるようです。日本遺産の認定ストーリーに記載がありますが、蚕の種を守るお守りを薬王院に求め、絹商人が講者を集める役割を担っていたようです。
■さあ、登山開始。
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登山途中にも、たくさんの石碑が見られます。
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高尾山は、寄進による植林により守られてきました。
高尾山の登山道途中には、おびただしい数の石碑が建っています。その中の多数が、「杉苗〇本寄贈」というものです。この山は、杉苗の寄進を受け、それにより植林され、治山工事が絶えず行われている山と言っても過言では無いでしょう。
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高尾山の1号路は、古い参道があった登山路で、山の上まで車で往来可能な状態になっています。最初谷沿いを歩いた道は、急坂を登り、尾根沿いの道に変わります。
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登山道の途中からは、景色がきれいな場所があり、水道局のポンプ所もあります。多数の登山客が訪れる山には、密かに活躍しているインフラ施設も見られます。
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赤坂甲子元講の寄進。
山中に八十八か所めぐりの石仏があるようです。こちらは七十九番札所、讃岐国高照院。こうやって歩いていると、高尾山に登るだけで四国を旅した気分になります(笑)。
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雨水側溝の途中に止水板が付いています。側溝を流れる雨水が溢れると、登山道が川のようになり、浸食されてしまうので、登山道の外側に水を誘導する役割のようです。珍しい使い方を工夫して採用していると思いました。
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工事で運休していました。
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いよいよケーブルカーとリフトの終点まで上がってきました。急な坂道なのですが、歩きやすいコースなので、小さな子供連れや、山登りであまり出会わなさそうな高校生くらいの男子のグループ、ずっと会社の愚痴ような話がを止まらない山ガールのお二人など、幅広い登山者で賑わっていました(笑)。
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■おわりに
高尾山の山歩きを楽しみました。麓の石碑を見ると、今も講の文化が残り、養蚕のご縁で北関東との繋がりが深いことを知りました。また、高尾で四国八十八ヶ所巡りができることも知り、楽しかったです。
次回は薬王院を目指して歩きます。
(続きはこちら)
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