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◎北千住駅から東武線に乗るプチ旅【後編】東向島駅からとうきょうスカイツリー駅までを歩く

東武線の北千住から浅草までの区間を訪れる今回の街歩き、いやー、色々と発見が多いです。前編は、北千住駅周辺をご案内しました。そこから堀切駅まで2駅電車に乗り、中編では、堀切~牛田間をご案内しました。

今回は、牛田~東向島を電車で移動し、(本来の目的である、東武博物館を見学した後で)、とうきょうスカイツリー駅まで歩きました。当日は35度くらいまで気温の上がる猛暑日だったのですが、歩くのが楽しいとの一心で、何だか一杯歩いていました(笑)。

■東向島駅から曳舟駅へ

東武博物館を横目に、曳舟駅を目指します。

東武博物館自慢の、屋外展示。
デラックスロマンスカーと、日光の軌道線の車両。
入館すると車内を見学できますが、
外観は博物館の外にあるので、自由に見学できます。
そんな身近さが、この博物館の魅力ともいえるのではないでしょうか。
水戸街道(国道6号)にやってきました。
ラーメン太る という、刺激的な看板(笑)。
矢印の先には、「ラーメン中毒」という看板。
どっちにしても刺激的なネーミング(笑)。
そして、水戸街道沿いの高架下にも、東武博物館の館外展示が。
曳舟駅に向けて、高架線沿いを歩きます。
昭和40年代初頭に立体交差化が完成した場所です。
こんな場所に東武線の境界杭が。地上を走っていた頃の名残でしょうか?
カーブする高架線の先には、東京スカイツリーが見えます。
曳舟駅東側をまっすぐ走る道路に出てきました。

曳舟駅の東側をまっすぐ走る道路。この道路こそが、実は昔の「曳舟川」の跡地だったのです。

今昔マップで見る、曳舟駅周辺。
昔の川跡が、今の道路に転用されています。

曳舟川は、越谷付近から江戸に繋がっていて、狭い水路を船頭が「曳いて舟を運ぶ」スタイルの水路でした。1930年に荒川放水路が出来上がった時点でその機能を喪失し、以降は道路に転用されて今に至る歴史を持っています。

今となっては、イトーヨーカドーもあり、人が多い駅前です。
この橋は、「元:水路橋、現:道路橋」とも言えるでしょう。

■とうきょうスカイツリー駅を目指す

さて、曳舟駅で電車に乗ろうと思っていたのですが、ついこのまっすぐな道が気になり、そのまま歩き続けています(笑)。炎天下だったのですが・・、まあ、そんなに距離が無さそう、と思って歩いています。

曳舟川跡から、少し左に入って、東武線の線路沿いを目指します。
東武線が2層構造になっています。上が浅草方面、下が半蔵門線乗り入れ線。
その隣に、京成線が並走するというエリア。
そして、地下に消えていく、押上駅に向かう東武線の線路。
そして、地下線を見送った地点からスタートする、高架化工事。

ここから先は、現在事業中の、とうきょうスカイツリー駅付近の連続立体交差事業の工事区間。とうきょうスカイツリー駅周辺が高架化され、開かずの踏切が除却される工事が進行中です。


上り線は、既に新たな高架線に切換済み、
下り線は、仮橋が架かっている状況です。
仮橋の横に作られている、新しい下り線の高架橋。
いずれ切換工事が行われることになるでしょう。
その横には、京成線の踏切が。
この踏切から地下線に進入していく京成線。
隣の高架工事は、この線路との近接施工でもありますね。
押上1号踏切、という名前の踏切です。
そして、これが除却される踏切。
下り線はまだ踏切が残っています。

実は、この写真に写っている付近に、戦前には「請地駅」という駅がありました。京成線とともに駅があった時代があります。

請地駅があったころの地図です。
そして、この場所で、たまたまスペーシアXに遭遇。
(※たまたまといいつつ、待ち構えていたのですが(笑))
この付近は、下り線の橋も既に架かっています。
すぐ隣には、京成線のトンネル坑口が。
とうきょうスカイツリー駅周辺は、まだ下り線の高架橋が一部工事中です。
やはりまだまだ長い工事なのでしょうね。
こちらは、東武鉄道の本社です。
かつてはスカイツリータウン内にありました。
新しいとうきょうスカイツリー駅上り線。
下り線は、現在線路・ホームの建設が進みます。
下り線の電車が通過。
こちらは、まだ古い位置のままの、下り線の駅。
上り線と下り線で今は別の位置にある状態です。
下りの改札口。もうすぐ無くなる駅です。
逆に上り線は、まだ工事真っただ中の様相でした。
スカイツリータウンに到着。タワーの真下はこんな感じ。
ガラス越しに鉄骨が眺められる場所もあるのですね。

■終わりに

炎天下の中、高架化工事の現場と、スペーシアXが見られるなら・・という理由で歩いた、東向島→とうきょうスカイツリーまでの2駅。曳舟川の跡地の道路や、東武線・京成線を眺めながら歩くのは、なかなか興味深いものがありました。

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