インド旅行記3
前回に引き続き、今回もバラナシの話。
バラナシといえばガンジス川。大通り以外は裏路地のような細い道が入り組んでいて、牛一匹しか通れないような作りになっている。
牛が来たら人間が横に避ける。
バラナシは町全体が迷路のような作りになっているので歩いているだけで面白い。少し行きすぎると、宿に帰って来れなくなるので、内心はヒヤヒヤしていた。
細い路地を抜けて、やっとガンジス川。
奥に見えるのが、ガンジス川。
雨季の時期に訪れたのだが、乾季の時期に行くと移動も楽だったらしい。
ごちゃごちゃしている。
ここで永遠に人々の様子を見ながら時間を潰せるくらい人が多い。時間が経っても全く減らない。
せっかくだから、マニカルニカーガートにも行った。人をその場で焼いて、ガンジス川に流すのは分かるが、焼かずにそのまま流すなんて、本当にあるのだろうかと、内心疑っていたが本当だった。そこで勝手に案内を始めたおじさんに聞いたが、妊婦さんとコブラ(あまり覚えていないが、コブラといっていたような…?もしかしたら蛇かも…)に噛まれた人と、幼児、などある一定の人は、焼かれずに布で包んでそのまま川に流すらしい。理由も話していたが、私の英語力では聞き取れなかった…。悔やしい…。
案内が終わったので、お金を払ったが「これだけじゃ足りない」と言ってきた。今までのチップの中ではなかなか高い。こっちも貧乏旅で、これ以上払うのは無理だったのでパートナーが彼と話をしてくれたが、収まらず。気が付くと彼の仲間がいっぱい寄ってきて、私たちを通さないようにしてきた。本当に、女性1人のインド旅はおすすめしない。怖いよ…。
無理やり逃げてきたが、今度は道に迷う。携帯はあったが、SIMカードは買っていないので役立たずである。どうしようかと思っていると、子供達二人組がやってきた。小学2、3年生だろうか。小綺麗な格好をしていて、カバンを背負っていた。学校帰りだろうか。
「迷ってるの?ついてきて!」
と言われた。返事をしようにも、スタスタと歩いて行ってしまったので、少し離れながらついて行った。さっきまでのおじさん達に比べたらよほど信頼できる。
彼女達の格好を改めて見ると、綺麗に髪の毛を結んでいて着ている洋服に汚れは一つもない。ガンジス川にいた人たちと比べたら、富裕層の生まれなんだろうなぁと思う。
3分くらい歩いたら、私たちの泊まっている宿ではない、他のゲストハウスについた。「案内してくれてありがとう。でもごめんね、ここじゃないんだ。」お礼を言って立ち去ろうとしたら、彼女のうちの1人が走ってきて私の顔を見つめながらこう言った。
「Can you give me some money?」
思わず「え?」と言ってしまった。驚いていると、「or chocolate」と言葉を繋げてくる。両手を前に出して訴えてくる。
驚いた。まさにカルチャーショックだった。彼女のとても美しい瞳と、彼女が発した英語はいまだにはっきりと思い出せる。インドすごい。
バラナシにも美味しい食べ物があった。
このピザ高いけどめちゃくちゃ美味しい。
これはビビンバと牛肉(だった気がする)。インドに来たら牛肉は食べられないが、ここでは特別に頼めた。味は可もなく不可もなく。普通のインド食の方が美味しい。
そういえば、パートナーが全身ダニに噛まれて大変なことになった。このことについても今度書くかもしれない。
バラナシを出発して、次はタージマハルが有名なアーグラへ。
ありがたや〜おいしいデザートを買います。