「ゴスペル日記 14」〜貧乏生活~
ゴスペル日記 14 ~貧乏生活~
クルマをゲットと引き換えに
凄まじい貧乏生活が始まった。
題して
「1週間$10 作戦(ガゾリン代込み)」
*2002年当時のレートは$1=約120円くらいだったかな
その名の通り1週間$10で1年間生活するのだ。
これは今までの人生で最高にケチった時期である。
家賃は払わないわけにいかないので、
それ以外は徹底的に節制した。
クルマで移動できるようになり、遠くへ買い物に行けるようになり、
そして見付けた¢99ショップ!(¢100=$1)
日本でいうところの100円ショップに生鮮食料品売場がくっついたような感じだ。
そこにはマジでお世話になった。
パンが一斤$1、卵12個入りが$1、野菜も$1、シリアルも$1
インスタント袋ラーメンなんかは9個で$1・・・。
きっとこの店がなかったらもっと早くお金が底をつき、帰国していたかも知れない。
実際その時期、ビンボーに加えて毎週あるステージ。
と、そのリハーサルスタジオ。
そして完全なる黒人社会に入っていけるかというプレッシャーもあったのだろう、
渡米後半年で10kg痩せた。
でも、何より助かったのは運転免許取得の金額が約1500円と激安だったこと。
友達のアメリカ人に日本で免許を取得すると30万円くらいかかると言ったら 、
「え?それって免許証と一緒に車ももらえるの?」
と真剣な顔で言われ、思わず吹いてしまった笑
でもそーだよね~
おかしいのは日本だよな。
世界一高い運転免許
世界一高い高速道路
まぁそれはさておき、
とにかくビンボーだったので、外食は厳禁。
自炊、自炊、自炊の毎日だった。
おかげでその時期、料理のほうが歌より上達してたかも知れない笑
それでもめげずに歌い続けた。
・・・・・・・・・・・・・・つづく
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