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「ゴスペル日記 16」~リトル東京~

ゴスペル日記 16 ~リトル東京~


あまりの貧乏生活に
ヤセ細ってブザマになった自分を鏡で見て
ヒジョーに悲しくなった。
毎日モヤシ炒めじゃな。。
自分がモヤシになっちまう
たまにはいいもん食わなきゃな

そこで行くことにしたのはダウンタウンにある

「リトル東京」

そこはまさに小さな日本である。
住んでた家の近所にも日系スーパーはあったが、
リトル東京はその比にならない。
そこには日本語が飛び交っていて、
日本の食料品はもちろん、
日本食屋、本&雑誌、
そして日本のテレビ番組を録画したビデオをレンタルしてる店まであった。 

今となっては日本語放送も増えたろうし、
ネットでyoutubeなんかがあるので
なにも問題はないだろうが、
当時は日本の情報を得るのにとても重宝した。
そこではすべての店で日本語が通じる。
一瞬アメリカにいることを忘れる・・・・・・いや忘れないけど。

あまりにも日本食に飢えたときは
その街の「幸楽」というラーメン屋に行った。
そこのレバニラ炒めはサイコーだった。 
でもなぜかヌルい味噌汁が付いてくる、、中華スープでいいのに・・・・ヘンに日本風?
*アジアのスープは熱いのがイイとされ、
欧米ではスープは熱すぎないのがイイとされる。*
それを知るまでは、なんでこんなにヌルい味噌汁を出すのだろう?と思っていた。
そういやヨーロッパには冷静スープとかあるもんね。。

しかしその店、ラーメン屋なのだが、
カツ丼からうどんから日本食は何でもあった。
客のアメリカ人はラーメンのスープを飲み干すし、(スープヌードルなのでメインはあくまでもスープで麺は具のようだ)
大きな人が慣れない箸を短く持ってがんばって食べてる姿はカワイイ。

また「カレーハウス」という何の変哲もない名前のカレー屋さんにもよく行った。
そこはまさに日本のカレー屋さん。
アメリカでは日本で言うカレーライスはない。
当然のごとくカレーはインド料理になってしまうのだ。
だからそこのカレーライスは貴重だった。

そして食後は大好きなスタバのフラペチーノ(←月1回、唯一の贅沢)を買って帰るのだった。
さぁ!腹いっぱい食ったら歌うぞーー!!

・・・・・・・・・・・・・・つづく

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