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泣きたい夜に〜『星の王子さま』〜
肝心なことは目には見えない
星の王子さまといえば、これ、ですよね。
狐の秘密の贈り物。
わかります。要するにそうなんですが、私が一番ぐっとくる件は、
あのころは何もわかっていなかったんだ。彼女の言葉ではなくて行動で判断するべきだった。
彼女はぼくの星をいい匂いで満たしてくれた。ぼくの生活に灯をともしてくれた。ぼくは逃げたりしてはいけなかったんだ。
つまらない見せかけの裏にあるやさしさをちゃんと理解するべきだった。花のすることは矛盾だらけだ。それにしても、ぼくは幼すぎて、花を愛するということがわからなかった。
ここです。号泣です。
王子さまが胸につかえてた想いを吐露する場面です。辛い、辛すぎる。
「わからなかった」・・・こんなにも重たい後悔あります?なんて馬鹿なんだ。もはやなにもわかっていないんじゃないか。不安と自己嫌悪でぺしゃんこです。
後悔のない人なんていない、ですよね?
私にも重い重い後悔がいくつかあります。いつもは胸の奥に堅く堅くしまっているのに、ふとした拍子にハローとやってくる。・・・勘弁してください。今ですか⁇
そういう時ですよ。
これ、『星の王子さま』。王子さまが一緒に泣いてくれます。目一杯泣きましょ。
私の傷はあまりにも深く、たぶん治らないでしょう。それでも、血をぼたぼた流しながら歩いていくのです。
そう夜空を見上げれば、いつでも王子さまに逢えるのですから。
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