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年金の忘れて欲しくない機能

 一応、CFPの資格はもっているので、たまにはお金の話も。

 国の年金について若い人ほど、不信感が強いと思うのだが、年金制度には一般の保険より格段に優れた特約機能があるのを意識しない人が多いと思う。
 国民年金(もしくは厚生年金)を納めて将来、老齢年金を貰う以外に貰えるものに障害年金と遺族年金があります。普通に暮らしている人は全く気付かないとは思いますが 国民年金・厚生年金を普通に納めている人ならば対象に なるものです。(細かい条件はありますが。)


 障害年金は加入中の不慮の事故での障害や特定の疾患 になったとき貰えるものです。また、遺族年金は同じように 本人が亡くなってしまった場合に遺族が貰える年金です。考えてみれば、普通に年金を納めているとついてくるので、 実は国の認めた特約付保険に入っているのと同じなのです。民間の保険でこれほど年金をもらえるものはないでしょう。

 誰でも事故や病気の危険はあるので、有用な制度ではある と思います。年金の未納を失くすのに、ただ老後のためという だけでなくこのような場合の備えにもなっている点について 国民にもっとアピールした方がいいのではと思うのですが。

 この2つの年金は黙っていても誰も教えてくれないので、 対象になっていても、結構請求していない人も多いよう ですし、障害年金なんか結構お役所の敷居が高いという話 をきくと、「あまり国民に利用して欲しくない制度」なの かもしれませんが。 また、納めない人に「あなたも怪我や病気で働けなくなった時のために。」と言っても、聞く耳をもたないかもしれませんね。

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