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地方への移住失敗の原因と、移住成功に必要な心得とは

コロナ禍でリモートワークが進んだ昨今。

家族との時間や一人の時間が増えた人も多いのではないでしょうか。

あくせくとした生き方を見直したりして、田舎暮らしを検討している人もいるでしょう。

豊かな自然の中で子どもをのびのびと育てたい。

心穏やかに生活し自分の人生を取り戻したい。

しかし実際の田舎暮らしは理想と現実のギャップは大きく、移住に失敗するケースも少なくありません。

移住してみて感じた経験談をもとに田舎暮らしの現実をお伝えします。


移住して気づいた違和感 都市部と同じレベルのサービスはほぼ無い

私が住んでいた所は、田舎といっても限界集落に囲まれた地域です。

つまり「田舎オブ田舎。」

都会の人から見たら、地方都市でも「田舎」という感覚でしょうが、私が住んでいたのは、そんな地方都市ですら都会というレベルの「ど田舎」でした。

当たり前のことかもしれませんが、都市部と同じようなサービスを期待してはいけません。なぜなら期待通りにいかないことが普通だからです。

すべてとはいいません。が、ほとんどすべて期待を裏切られます。そもそもそういうものだと割り切ってないといけません。

実際にあったところでは、

例えば突然のパンク。運転中に車のタイヤがパンクして動けなくなりました。

道路わきの空いたスペースに停めて、J〇Fを呼びましたが、山の中の田舎には来てくれません。

そういうときは、かわりに、J〇Fと提携している、近くの車整備工場からお助けの車が来てくれることになっているようなんです。

10分くらい待ってたら、整備工場から車が来てくれました。

そして、持ってきたタイヤをつけてくれて事なきを得ました。

そのときは、助かったー。ありがとう。そんなネットワークあるんですね。

早くて便利。よくできてるなー。なんて思ってたんです。

ですが、そのタイヤをつけてしばらく走っていたところ、燃費が急に悪くなるし、運転中かすかにキーキー音が聞こえるようになったんですね。

おかしいな、と思いつつ、運転には問題ないしということで、1年近く乗り続けてたんですね。

パンクのことなんて忘れかけていたころ、地元のガソリンスタンドで言われた一言。

1本だけタイヤのサイズ違ってますよ。

??

聞けば、これでは燃費も悪くなるし、車にとってもよくないとのことでした。乗ってて違和感とかありませんでした?って言うんです。。。

サイズが違うってことで、車にどれくらいのダメージや危険性があるのかは分かりませんが、、かなりショック。

J〇Fと提携だし、安心しきっていただけに。まじか。そんなことあるの。これで大丈夫。よかったって思ってたわ。。

他にも、

賃貸住宅に住んでたんですが、夜、急にガスがでなくなって。

これじゃお湯出ないし、お風呂入れないよってことで、すぐに業者に言って、お助けが来てくれることになったんです。

が、なかなか解決しないのよ。これが。やる気ある?って感じだし、なんなら晩酌の途中、冬の夜に来ることになったこっちの身にもなれよおまえら、くらいの横柄さを感じるし。。

他にも、

移住したての頃はよく「役場」に行ったんですが、そこで仕入れた電話番号が使えないのよ。

「現在使われておりません。」とか。

そもそも「間違っていた」とか。

役場だと思っていたのに。

他にも、電話番号はたいがい「市外局番」を省いてあったり。地元の人ならそれで事足りるでしょうが、移住者の私はいちいち調べなきゃいけないのよ。。

まったく田舎ってやつは。

移住失敗の原因と成功の心得

このへんの話は、どれくらいの田舎なのかとか、移住者の多い田舎だと違った感じかもしれません。

田舎に移住した経験のある私が言えることは、都市部と同じサービスを求めたらがっかりすることが多いということです。これくらいだろうという無意識の期待も裏切られてその期待自体に気づきます。

逆に、移住に必要な心得としては、期待値をすぐに修正すること。

自分のなかの「期待値のギャップハプニング」を、お、ここできたか、くらいに楽しむことができる人は向いていると思います。

そもそも「そんなもんだ」くらいで、完璧を求めすぎないほうがいいでしょう。その田舎では移住者はマイノリティーでよそ者です。よそ者にあわせた生活にはなかなかならないんです。むしろよそ者が柔軟に合わせる、そんな心持ちが必要でした。







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