見出し画像

アメリカの女子大では、自己紹介で使ってほしい三人称を宣言する

こんにちは!チャリツモインターンのつむじです。

今日は私がアメリカで通っている大学の話をしようと思います。
私が通っているのは女子大で、Gender identityに関してはみんなとてもオープン。ほぼ半分くらいの子達が女子同士(ここでの女子というのは生物学的に女性という意味です)で付き合っていたり恋愛したりしています。図書館や学食で手を繋いでいたりキスをしていたり、たまに喧嘩していたり(笑)。
見た目が女のコの子も男のコの子もごちゃ混ぜで、毎日ワイワイガヤガヤしていてとても楽しいです。
もちろん教授陣の中にも同性愛者の方がいます。私が知っている教授たちはArt、スポーツ、音楽などを教えています。

おまけに全体の25%が留学生で、いろんな国から人が集まっているので、国籍、人種、宗教、文化、言語、性別において、ほんとうに多様性のある学校です。この多様性溢れる環境が、私がこの大学を大好きな理由でもあります。

うちの大学では新しいクラスが始まる時など、自己紹介をする際に“自分が周りに使って欲しい三人称”も紹介します。
自分のidentityが女性の人は“She”、男性の人は“He”。どちらでもない、もしくはどちらも当てはまるという人は“they”を使います。
名前、国籍、三人称、専攻という感じで、自己紹介の項目として当たり前のように自分のGender Identity の枠が入っているんです。
「つむじです。日本出身です。Sheを使います。専攻は国際関係です。よろしく。」
みたいな感じ。

女子同士のカップルを当たり前に見かける環境で毎日過ごしていて、ふと思ったことがありました。
「オープンな環境だと、これだけ多くの同姓カップルがいるってことは、日本には我慢している人がたくさんおるんかな?」ってこと。
もちろん女子大だから女子同士のカップルがいる確率は高いかもしれませんし、うちの大学の多様性を求めてgender Identityに悩んでいる人が集まってきているかもしれない。でも、それにしても日本と比べて圧倒的に多い!
日本には言い出せずに苦しんでいる人がたくさんいるのかも、と思うと心苦しくなりました。

日本に帰国して早4ヶ月、Genderの話題や問題に接する機会は激減したように思います。あれだけ毎日のように見かけていた女性同士のカップルも全然見かけない。もちろん男性カップルも見ない。みんな〜どこいったん?

そもそもなんで日本でGenderの話題に触れる機会が少ないんだろう?
たまーにメディアで取り上げられているたとしても数は知れてるし、日常で友達や家族と話題にしたりすることがない。それだけ日本人の生活にはまだ浸透していない価値観?生き方?なのかもしれない。

いや、それともわたしの周り(日本の)にそういう友達がいないだけで、今の若い子達の中ではもう当たり前になっていたりするのかな?
最近お化粧をしていたり、見た目が中性的な若い男の子がテレビに出ているのを見たことがあるし…実際どうなのだろうか?
日本の社会では、どんな風にGender問題が認識されているんだろう。知りたい。でもなかなかGender問題について話す仲間や機会が日本にはなかなかない…。

そんな中!
今度チャリツモでGender問題についてのワークショップが8月9、16、23日の3日間に渡り開催されます。タイトルは「世界を動かす?私の提言」
(詳細はこちらを見てね)

Gender問題について話せる、聞ける、理解を深められる機会です。Genderに興味関心がある方はもちろん、Genderが社会問題になっていることはなんとなく知ってるけどそんなに深く知らない、とか知識は全然ないけどちょっと興味あるなあ、という方、大歓迎です!
一緒に理解を深めましょう、感じていること、話しましょう。チャリツモインターンシップを通して参加者のみなさんに、日本社会にまだ浮き出きれていない問題、「Gender」を語り合える仲間ができたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?