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Photo by
noouchi
Chara「命のまつり」その33~森田童子のセンチメンタル通りを聴きながら故郷へ
33歳で故郷に帰った。
離婚し仕事を休んでいる間、よく森田童子を聴いていた。
引っ越しの荷物整理も片づけも、何もかも業者さんに頼んだ。
1人でするには精神的な体力がなかった。
そして、まだ肌寒さの残る3月に、高速バスと新幹線を乗り継いで実家に帰った。
ベンチに座ってバスを待つ間、MDに録音した森田童子のGOOD BYEというアルバムを聴いていた。
「センチメンタル通り」という曲、今も覚えている。
いつかこの町捨てる時 君は一人で出てゆけるかい~♪
というフレーズが頭の中を回っていた。
ああ、本当に故郷に帰るんだってしみじみした。
そして、実家に帰った私を両親は何も問いただすこともなく、
迎え入れてくれた。
夕飯のおかずは、私の大好きな魚の卵の煮物だった。
親の優しさが身に染みた、ありがとう・・・・・。
1人でお風呂で、泣いた。
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