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【足元探索】-26-『フェルトな足元』続

1.   イスラム教の礼拝の足元は、モスクに敷き詰められた立派な絨毯

「織物」であり、おりはたにかけられて四角いのが普通だから、これほどの変形な敷物はどうやって処理されるのかは知りませんが~

礼拝


イスラームの礼拝の仕方

筋模様・しまがらは、美的要素なだけではなく大勢が並ぶ時にゴシャゴシャにならないように目印か?

※ さて、その昔、日本では、ペルシャ絨毯と呼ばれ、高級・高価な舶来品として、それこそ鹿鳴館とか、議事堂とかに敷かれていたのではないか?


2.  一方、こちらの歌舞伎座舞台の足元は、真っ赤な緋毛氈(ひもうせん) (朱色)。

礼拝 歌舞伎

ONE TEAM PROJECT 市川海老蔵さん「東京2020 三年前口上」 / Ebizo Ichikawa XI’s video message


2礼拝 歌舞伎 

【歌舞伎】口上 パリ オペラ座公演 2007
      80 006 vues •22 févr. 2017

※ 劇中で、役者が運び込んでから舞台で広げるような、柔らかく・軽いフェルト製。つまり、「織物」ではない。


※ フェルトの【モンゴルの伝統的製法】というのは作業過程で馬を使うらしく、想像しただけでスゴイ!


3.  ヤクの毛を使うのではないかと思われる「チベットのフェルト」をネット検索しながら、まず出てきたのは毛糸製品


※ チベット仏教で身を大地に投げ出す時の敷物もお手軽にフェルト?と、いい加減な連想

五体投地 THIBET

※ いや、もっと頑丈なナニカを「前掛けと手袋」にしている模様。

五体投地で


「五体投地をする人々」 

五体投地をする人々


4. 単純な意味で、「フェルトな足元」はコチラ!

室内履き7足のパレードです。 上の画像のように合成して、ラインダンスにすればよかったけど、画面の幅の制約の中で、拡大レンズを動かせるようにするのは難しいので、縦スクロールで我慢してください! あちこちでのプレゼンのツールに使うつもりで。

4-2. 右端の「黒いフェルト底」に、コメント追加の予定!

おお、真ん中は、ボタン付き!しかもなぜか、片足に一個だけ! 

これもコメント追加の予定!

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違いはサイズではありません~ かかと部分があるか無いかです。

7足、どれも「裏」までフェルトです。

そのココロは~」を書き連ねると、5. 6. 7. があまりに遠くなってしまって手が届かなくなりそうなので、ここでストップ! 『フェルトな足元』続 々にて~ と、「口上」。落語で始まって、歌舞伎で幕を閉じる。


5. さて、リンクがNGで探していたこの動画、おお、これは2分のダイジェスト版! 

タイトルは、「アイスランドでは、編み手は、男性

43分の原版を探してみたけれど、テレビ局が期間限定で無料配布していたものに偶然出会ったということらしい。当コミュニティーの男の子たちが何年かしたら見るだろうと脇に置いておいたのだけれど~ 残念!

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さて、アイスランドの漁師が海で着るトックリセーター。極寒の地に生息するアイスランド羊の毛の特殊性が生かされた毛糸で自家生産されてきたとか。

しかし、これも高級化・ブランド化の経済的大波を受けて、編み機にかけて、裁断・縫製、つまり大量生産・低廉化へ。

一方、昔式に女性が手編みする「組織」の紹介も。「へ~」とここで、日本は東北の漁村の「組織」の例を連想。(探して追加! → 7.に)

さて、アイスランドの問題は、中国製のアイスランド・セーター。 ①アイスランド羊の毛糸を中国に輸出して、中国人編み手に見本に忠実に編ませて、②今度はアイスランドへ逆輸入して、観光客のおみやげに。往復の船旅による環境汚染の問題も。

この場合、セーターに【Made in Iceland 】は縫い付けられなくて、代わりに【 Style Iceland】とか。

ついでに、Iceland は 6. を見て採用。これは英語らしい。 これで「島」というつづりと混戦しなくて済むかも。 というのは、仏・独語つづりでは、Islande だから。 アイスランド語での表記は Ísland か? 

まあ、日本も、二ホンだったり、ニッポンだったり、ジャパンだったり、フランス語ではジャポンだったりもするわけで。


6.  「アイスランド羊」でネット検索して、「アイスランド羊の写真」もたくさんのサイトが出ましたよ~ 肉屋さんですね~


7. さて、懸案となっていた「連想の足元」、見つかりました!


7-2. 2011年の東日本大震災まで、全く別のことで日本のエリートだった御手洗瑞子さんの大震災救援プロジェクト。

被災者である漁師の奥さんたちが、編み手として組織された会社ができるまで。 これは別記事として、「フェルトな足元」が一段落したら、足元シリーズとしてご紹介の予定。

こちらはアイルランドのアラン島の手編みカーディガン。載っているバックの板が、いかにもそれらしい。木の無い島の貴重な板。海風によってフェルト様になめされているような~ 

御手洗瑞子さんたちはこの島まで見学に行って、戻ってからは毛糸づくりから始めたらしい。その足元にはほぼ日の糸井さんが。


8. というわけで、「フェルトな足元」は、二日がかりどころか、三日がかりの記事になりそう~ そもそも、このために note を始めたということは、ここ(下の画像)にも貼り付けられている!

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