メンタルクリニックにかかったはなし

記事を書くより呟きで愚痴発信みたいなことばかりになってしまっている最近。
お目汚しすみません。
しかし何か乗り越えていって光が見えた時にこれを読み返すことによって
より今後ストレスコーピング、確実な対応が見えてくるかなと思うので
備忘録的に詳しく書きます。
まだ通院中なのと書ききれないので都度追記していきます。

朝、保育園に子供を送れなくなった

個人事業主としてお仕事を頂いて約半年たったころ、精神的に限界が来てしまいました。

なんで自分はこんなに仕事ができないのか
周りが見えずに集中してしまっては迷惑をかけるのか
後でもいい仕事を先に手を付けて、急ぎの仕事を先延ばしにしてしまうのか
上司の言う事は論理的にとても正しく思えるのに
指摘を受けるだけでなんでこんなに恐怖を感じて苦しいのか
一人になって気づいたらフリーズして涙を流しているのか

でも、お金を頂いているからには動かないと
それだけの利益すら挙げられていないのだから
せめてマイナスからゼロに近づくくらいにはならなくちゃ

そんな気持ちで毎日頑張っていたのですが
三大欲求のほとんどを食欲が占めているような私がご飯に興味がなくなり
夜、早めにベッドに入ってもうまく寝付けなくなり
子供を保育園に送っていくのさえしんどくなってしまって
朝、全く動けなくなり
公務員で始業時間が早い夫が遅刻ギリギリのタイムスケジュールでなんとか送り迎えしてくれる日が増えました。

息子の成長は嬉しいけど、素直に喜べない

とある日の朝、
外でも人の役に立てなくて、家でも役に立てないなんて、私の存在理由がなくなると思ってしまって
何とか自分に喝を入れて保育園に送っていったのですが
夫を見送った瞬間に安心を失った体は急変。
皮膚に不快感が走り、ざわざわが消えず
緩く巻いていたマフラーさえ吐き気をもたらす怖いものになってしまい
フラフラの状態で登園登録のタッチパネルを押し
担任の先生に引き渡したところで
「お母さん、大丈夫ですか?」と聞かれました。

どうやら数日続けて私の姿を見ないので(夫に朝も夜も送迎を頼んでいたから)心配になって
夫に聞いてみた所「仕事が忙しくて大変そうなので家で寝てもらっています」と正直に伝えていたようでした。

その通りなので夫に対して何を責めるでもないのですが
先生の問いにはどう返すのが正解なのか…と思案する事10秒ほど。

「うーん、こればかりは…精神的なものなので何とも…私の素質の問題です」と返しました。
続けて「でも、個人事業主なんで有給もなければ傷病手当もないので、頑張って仕事するしかないんです」と続けました。

「お母さん、頑張りすぎなくていいんですよ、息抜きしましょう」
担任の先生は優しいので本心でそう仰ってくれて、本当にありがたいし、感謝の気持ちでいっぱいですが

(息抜きできる状況だったらとっくにしている)
(その息抜きする方法がわからなくて困っている)

そう思いながら作り笑いで返していた所に、そういえば…と最近の息子の話をしてくれました。
(彼女は担任であって加配の先生ではないのですが、とても真摯に息子の性質に寄り添って頂いて頭が上がりません…)
「最近○○くん(息子)、友達に自分から声をかけるようになりました、凄い成長ですよ!」
「でも今は声かけるだけで満足してしまうようでその後は好きに自分で遊んでますけど(笑)」って話をしてくれて

息子の成長は嬉しいけれど
私はそこから一歩も成長してない
目の前にあることをこなして「できた」と思いこんで
でもそれって世間的には全然ゴールじゃなくて
息子にはぜひ、今の恵まれた環境で将来私みたいに困らないように普通の人と同じ視野と考え方を持ってほしい
…と思ったら涙が出そうになりました。

私に似た彼を見ているのがつらい。将来こんな苦労させたくない。
そう思ったら更につらくなってしまった。

結局、何とか対応してフラフラしながら家に戻りました。

後輩からの言葉に救われる

保育園から家に戻るころには気持ち悪さは落ち着いてきていましたが倦怠感は合って
パソコンの前に座ってメモアプリを立ち上げ、今日やることを整理しているうちに
悲しさとか、全然感じてない
何がつらいのかってのもうまく理解してないような
ほんと、何も考えていないはずの状態で
涙が止まらなくなってしまいまして
「エ????ナニコレ????」状態に。

前職が超ブラックでメンタルやられ、2月から再就職予定だけどそれまで実家帰って療養中
という、私と色々似ているところがありつつも大人で私が何でも話せるような仲の後輩がいるのですが

私の状況をほぼゼロから知っている彼女に慌てて「こんな状態なんだけど」とメールをしました。
(前回過呼吸になった時もメールでずっと付き合ってくれてすごく救われたのです…)

「とりあえず先輩、本当に心療内科行ってください。できることなら旦那さんも一緒に。有休とってもらってでもすぐに」
「今は問題解決の段階じゃないです。自分の特性と向き合う事はもっと先の段階で、今はご自分のメンタルと生活を守ることが最優先です」
「それを犠牲にしちゃだめです。今、そうなりかけてがんじがらめになっているように見えます」
「中々そうは思えないという気持ちもわかります。でも言います。まずはご自分のメンタルと生活を最優先に。ほかの事はどうにでもなります」

この人は経験を積んだカウンセラーなのかな?と思う位ありがたい言葉を頂きました。
本当に優しい。好き。夫と出会ってなかったらプロポーズしていたかもしれない(結構本気です)

泣いてすっきりさせたら少しは違うかな、まだいけるかなと思いましたが
彼女の言葉で、メンタルクリニック行こうと決断しました。

正直、心療内科にあまりいい思い出がないのです
過去1度お世話になったことがあるのですが、薬を処方しておしまい、な感じで。

あと心療内科って予約が取れないイメージがあって(特に初診だと)
それを待っている間に時間薬が解決してくれるのではという感覚もあって。

でも、彼女がお世話になっていたクリニックの系列院が開院したばかりで
当日初診予約ですぐ行ける状態かつ家からドアトゥドア30分くらいのところにあったので
その場で予約を入れ、1時間後には病院に居ました。

初診の内容

血液検査の他にバウムテストとCES-D、簡易的なADHD診断テストをしてもらいました。
ADHD診断テスト以外は、私が事前入力した問診票の内容に従って病院側が「これを受けて下さい」という感じでした。

診察前に待合室の椅子に座っていると目の前に「発達障害ハンドブック」みたいな製薬会社のリーフレットがありまして
今までもずーっと自覚はしていましたがADHDの簡易テスト項目みたいなものをざっと見るだけでも当てはまらない項目がない。
そういったものは今まで色んな記事や本で読んで「私きっとこれだー」くらいに思っていたのですが
実際に病院でテストをして頂いたことはなかったのであくまでも自称というか、自覚しているだけの特性で終わっていました。
でも、今つらいのはその辺の事柄も大いに関係していると思っていて。

簡易的なADHDテストを自費2千円で実施していますと書かれていたので、即実施を申し込みました。

内容としては
・DSM5のうちADHDの基準となるテスト部分を抜き出し
・ハロウェルとレイティの「成人のADHD診断基準」に基づいたテスト
だそうです。

テスト前に診察だったのですが、受けたい検査内容については既に医者側に通っていまして
ADHDのテストですが、これはあくまでも簡易的な物であって、確定診断するにはもっと色んな調査が必要になってきますと念を押されました。

でも、私としても診断名が欲しいわけではなくて
そういう傾向があるというのが医者立ち合いの元わかるのであれば
堂々とADHD診断された人たちのライフハックなどを参考にしていけるのではないかとか
感情的にならずに論理的に症状に対応できるのではないかと考えていたので
(私はなんてダメなんだ…ではなくて、脳がそういう構造なんだから仕方ないので対策を考える、というような)
確定診断が下りるかどうかというのは全く気にするところではないなという感じでした。

ただ、その後色々と問診に答えていくうちに
「うーん、ここまで顕著だともう確定出してもいいかな、という気もするけど…」と。
まだテストしてないのに?って感じでしたが、それだけ典型的な所で悩んでいるのか…と逆に冷静になりました。

「まあ、とりあえずその他の症状(おそらく抑うつ状態とか)も気になるので、まずはテストを受けてみましょう」との事。
テスト結果は次回来院時に、という事だったので、その日は1週間後に予約を入れて帰りました。

通院2回目(テスト結果通知)

結果をお知らせします、という事で行ったところ
CES-Dでは中等度の抑うつ状態
バウムテストは色々複合的に結果を出すのでうまく言えないですけど枝が少なくて根っこが一本だけ、葉っぱは乱れているというような感じで
肝心のADHD簡易テストに関してはがっつり高得点でした。
(特に注意欠陥の方が高得点)

先生も「この点数だと…グレーゾーンではなくて、前回の問診とこれで確定診断出してもいいかなと思っています」という話をしてくれました。

そして、「ADHDは対応するお薬がハマればとても楽になる可能性があります」とも。そのためにも確定出してしまった方がいいのではないか、と。

それに対して、できれば薬ではなくて、認知行動療法だけで何とかならないかなぁと思ってしまった自分がいます。

発達障害は病気ではないから、一生治らないですよね。
という事は、一度診断を受けるとずっと保険は基準緩和型しか入れないのでは?ただでさえ社会的信用が薄い個人事業主にとって、発達障害の確定診断ってすごくマイナスなのでは?と思ってしまって。

あと、今ただでさえ「時間がない」「動かないと」とあくせくやってしまっているところに、例えば強烈な副作用が出てしまったとして
1日動けないだけでももっと精神的に来てしまいそう。

そう思ったら「じゃあ確定診断だしてください」とは言えませんでした。

カウンセリングのはなし

病院によって違うと思うのですが、こちらの病院に関しては
カウンセリングを受けるのと医師の診察は必ずセット。
(でもカウンセリングは自費ですが)

1回目の時は切羽詰まりすぎた状況からの初診だったので
医師問診もカウンセリングも大号泣しながらの状況説明だったのですが

2回目の時は多少落ち着いた状態で行ってしまって(状況は大して変わっていないのですが)
「前より良くなっている感じで良かったです」と言われて少しモヤモヤしました。
見た目は確かに良くなっているかもしれないけれど
元々接客だった&人と話を合わせがち&HSP気質から、自分を繕ってしまった感が多分にあって
※よくある認知症介護度認定の為に担当を家に読んだら無意識的に張り切ってしまって本来の介護度が出ない、あれに似ているなと思いました。

あと、私を取り巻く不調の原因になっていそうなものが多すぎて
1回30分(実質25分)のカウンセリングではそれを大体説明しきるのに最低2回必要だな…と感じました。

成育歴、療育などの通院歴、家族構成とかまでチェック・選択式で事前入力とかできたらいいのにね。
昼ドラのような離婚も再婚も異父きょうだいなんかも色々と盛りだくさんな出自だから一概に書ききれるとは思えないけど。

結局2回目はすっきりしない気持ちのまま帰宅して
何がすっきりしなかったのかもその日はよくわからないまま(頭が働いていない)
週末だったので夫の晩酌に付き合いながら今日の診察結果とカウンセリングのこと、確定診断はどうするか迷っている事、
カウンセリングでモヤモヤしている、という事を話しました。

うーん、もちろん心理士さんが間違ったことを言っているとは思わないし
そこで探れるほど皆エスパーじゃないからなぁ。
でも(ちゃぱ)がモヤモヤするのもわかるかな。
ちょっと回復したのも嘘じゃないよね。だからちょっとだけ余力が出てきて取り繕えちゃったんだね。

本当は少しでも回復したら別のところにステ振りしたいのに、なぜここでいい顔する事に費やしてしまったんだろう
(自分を休ませるとか、他の事で楽しんでみるとか…)
状況は全然良くなっていないし、私の中の考え方も変わってないのに。
金払ってるのに無理して自分を良く見せるなんてキャバクラ行って紳士にふるまって帰ってきたってのと一緒、みたいな。
それでモヤモヤしてるのか!と気づきました。夫凄い。

「(夫)から見て私、まだ全然良くなってないよね」
一番信頼する人から見ての判断が一番正確だと思って聞きました。

「うん、全然。そりゃ大変だったなぁ。つらかったね」

そこでもう大号泣です。本当に夫凄い。
惚気でごめんなさい。本当にこの人すごいんですよ。

じゃあ、と私は提案しました。
「次回一緒に来てくれませんか。私が良い顔しすぎてるな、と思ったら止めて」
「わかった。休みとって一緒に行く。聞きたい事もあるし。」
なんて優しいんだ。

3回目の診察とカウンセリングは夫も同席

そうこうしているうちに次の診察日が来ました。

夫も一緒に診察室、カウンセリングルームに入りました。
前回よりは夫がいる安心感でたくさん状況を説明できたし、自分の話もできた気がします。

私が泣いてしまって話せないときは夫が補足してくれたり
外から見てこの状況をどう思いますか?という認知の歪み修正に協力してくれたり
(「正直、嫁が弱っている状況を作っている相手にすごくムカついてしまうのであまり冷静な判断ができているとは言えないかもしれません」と言っていました。神か?)

夫がいてくれて本当に良かった。

ちなみに彼がが医師・心理士双方に聞きたい事は
「家の中で泣いていたり、すごく沈んでいたりする妻に対して、傍観するのが正しいのか、話を聞いてあげるのが正しいのか、俺に出来る事、やれること、正しい対処があれば教えてください」
でした。やさしすぎんか…。

これからどうする?

帰宅後、夫に「とても助かりました。ありがとう」と伝えました。

で、やはり晩酌付き合いついでに「今後どうしていくのが良いと思うか一緒に考えてほしい」と甘えました。
本来なら自分の事なんで自分で考えて解決、が道理にかなった方法だと思いますが
抑うつ状態の人は特に「自分で考える」能力が低下しているのと
そもそもなぜこんな状態になっているかというと、上司の「自分でもっとよく考えて」という指摘が
ADHDの凹部分と変に噛み合った(自己肯定感を更に下げてしまう、いくらやっても足りないと思ってしまうなど)結果なので
ここはいつもの神頼みならぬ夫頼みです。

余談ですが、付き合ってから今に至るまで、夫が本当に頼もしすぎて、親にもここまで甘えたことないのではという位
適材適所というか素晴らしいタイミングで私の事を甘やかしてくれます。
逆に私の向上心が刺激されるツボみたいなのもわかっているので、そういう所では的確なアドバイスをくれたり。
彼みたいな人が親だったら…と考えて、私の子供たちは恵まれているなぁ
いや、選んで我が家にやってきたのか?頭いいな!とか思ったりします。

以下、夫からの意見です。
医者は
・早く診断を出して薬服用を勧めたがっているように聞こえた事
・しかしそもそもADHDが根本的な問題なのではなくて、今の職場環境が合っていないだけで薬を服用してADHD症状が改善されたとしても上司が変わらない限りきっと私は気を遣いすぎて苦しむのではないかと思っていること
・問題を切り分けて、働く環境が変わって尚ADHD症状で悩むのであればそこからの確定診断、薬の服用で問題ないのではと思ったこと

心理士については
・もうこれ以上アドバイスできる事はないんじゃないかと思った事
・話聞くだけなら俺でもできるから、カウンセリングは収穫がないと思ったらもう通わなくてもいいかもしれないし他の人の意見も聞いてみたいというなら別の心理士を選んでもいいのではと思った事

客観的に思ったことをしっかり順序だてて説明してくれて色々と肚落ちしました。

ただ、私としては
・薬で昔から弊害だと思っていた諸々の症状が良くなる可能性があるのであれば今すぐにではなくても試してみる価値はあるなと考えている事
・でも今住民票は諸事情で遠くにあるので、自立支援制度も使えない・保険入りづらい・個人事業主としての信頼が…というデメリットを考慮した時にADHD治療を始めるタイミングは今ではないなと思っていること
・心理士さんに関しては私もそのように思うので次回お伺いしたらその後前向きにチェンジを考えるがそこは自分の気力と相談したいという事
※カルテは共有されていると思うのですが、多分そこそこの状況説明は必要になるのではと思って…あまり医者や心理士さんを変えるというのはやりたくないと思ったり。
(一から説明する…というのがもはやつらい、思い出してつらいというよりはそんな気力がないという感じ)

という内容で意見を返しました。
あれ、こっちの方がカウンセリング&診察に近い事していないか…?
とにもかくにも夫すごいな。
お願いだから私より先に死なないでね。

長くなるのでとりあえずここで切っておきます。

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