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人への伝え方

手間と失敗の天秤

どの仕事でも共通することだが、失敗があればそれに対して改善するのが常だ。しかし、ホテルの現場では時に、失敗があっても改善すらしない時がある。だいたいはその組織に根付いた「やり方」が改善の有無を決めてしまう。改善するのは手順や考え方を改めなければならない為、面倒なことになる。現場でお客様を対応しているスタッフにとっては正直余計な仕事になる。
そこでこの「余計」がはたして余計なのかという問題になる。同じ失敗をくりかえせば、その失敗のリカバーに時間がかかり、よっぽど余計な仕事になってします。改善してれば防げた失敗を、なんとなくそのままにしどこかで別の人が失敗する。失敗した人は違うが、一つの組織としては同じ失敗の繰り返しだ。仕事って、失敗はあるけどそれを改善するのが仕事。効率よく仕事するのが目標。改善に伴う手間は、時に余計にみえてしまうが長い目で見ればやらなければならないもの。
その手間と失敗を天秤に掛けたときどちらが重いか、説明するが実際失敗した人でないと中々伝わらない。仕事って嫌なものだからそれをやる労力を押し付ける説明はしてはいけない。失敗へのリスク管理は会社としては絶対だが一人の従業員にとっては他人事。
そもそも天秤にかけるものじゃないかもしれないと最近なんとなく思う。なにかいい考えがあれば教えてほしい。

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