ベトナム旅行注意点
先日からのベトナム旅行記、お陰様で沢山の方に読んでいただいているようで、「来週からハノイなんです」「今度ホイアンに行くんですが」など、多数のお問い合わせをいただきました。冬休みにベトナムへ行かれる方が多いんですね。
そこで旅行記はいったん休止し、ベトナム旅行の注意点をご案内します。
旅行先でもわかりやすいよう項目別にします。
ベトナム旅行中注意点
★健康
旅行先での身体的なトラブルは本当に困りますね。ここではベトナム旅行時に気をつけたほうが良い対病気・ケガ予防法をお知らせします。
①歯ブラシは日本から持って行って下さい。
ベトナムの物は全然使えません。なぜかブラシ部分が大きく非常に柔らかいです。その為綺麗にしたいところに全く届きません。
②薬&スキンケアも日本で使っているものを持って行って下さい。
ハノイ&ホーチミン等の大都市では24時間の薬局等があり便利ですが、売っている薬が日本人に向かない場合が多いです。
③頭痛薬&下痢止めも日本で買っておいて下さい。下痢止めは正露丸が1番効果があります。
頭痛薬、ベトナムで売っているの中に非常に強い成分のものがあるようです。たまに意識が朦朧とされる人がおられます(私も一度ありました。)
またベトナムでおなかを壊される方は、だいたい水あたりの場合が多いです。この場合昔ながらの正露丸が一番効果があります。
④マスクも持って行った方がいいです。
特にハノイは空気があまり綺麗ではありません。旧市街を歩き回っていると、頭が痛くなることが良くあります。
⑤歯磨き後のうがいもミネラルウォーターで!
ベトナムでお腹を壊すのはほぼ水当りです。歯磨き後のうがいもミネラルウォーターを使った方が安全です。屋台などの氷も注意して下さい。
★安全
ハノイではそれほど感じませんが、ホーチミンは年々治安が悪くなっています。
①スマートフォンはショルダー型のケースを使った方がよいです。
今現在のベトナムでは、これが1番重要かと思います。スマホのひったくが本当に多いです。現地の人もよく被害にあっています。歩道で歩きスマホをしているとバイクが歩道に乗り上げ後ろから近づきひったくって行きます。(店主も1度取られそうになったことがあります。当時厚手のスマホカバーを使っていた為、犯人はひったくり時、持つ事が出来ませんでした。)
ひどい場合は、オートバイの後ろに乗っていてスマホを操作している時に取られたケースもあります。
可能であればスマーフォンはショルダー型のケースを準備しておいた方が安心です。
②財布はどこかにつながる物が安全
財布もバッグなり衣類なりにつなげる事が出来れば自分の気持ち的に楽になります。
↓店主がいつも海外に行く時使っている財布です。
紙幣入れが2重になっており、更にファスナーがついています。高額紙幣はファスナーをして見えないようにしています。
③財布&スマホは常に見えるところに
マッサージ、エステ等に行く場合、可能な限り財布とスマホは自分の目の届くところに置いてください。それ以前にそのような所に行く時は必要最小限のお金をだけを持って行ってください。【以前知人が2万円相当のベトナムドンを抜かれていたことがあります。】
④セキュリティーボックスがある部屋を選ぶ
少し多めのお金を持ってる等で心配な方は、セキュリティーボックスがついている部屋を選ぶとかなり気持ちが楽になります。ベトナムの場合3つ星以上のホテルにはセキュリティーボックスは常備されています。
★交通
ベトナムは公共交通機関があまり発達していません。必然的に歩くか、車を利用する事になります。ここではベトナム都市部での歩き方&車の使い方をご案内します。
①横断歩道の歩き方
ホーチミン&ハノイでのバイクの多さ、初めてベトナムを訪れた方は驚かれると思います。横断歩道があっても通りを渡るのは勇気が必要です。
横断歩道を渡るコツとしては、向かってくる側のバイク方向に顔を向け、ゆっくり歩きます。そうすると先方の方が慣れていますので避けてくれます。
決して、急に立ち止まったり走りだしたりはしないでください。
②タクシーの乗り方
初めてのベトナム旅行ですと、一番使うのがタクシーかと思います。しかし、そのタクシーで嫌な思いをする事の多いのもベトナムです。タクシーを利用するときは『マイリン』か『ビナサン』社を利用する事をお勧めします。
全国規模の会社でホーチミン・ダナン・ハノイでには走っていました。
社員教育がしっかりしていて、遠回り&ぼったくり等も少ないです。
↓『マイリン』グリーンの車体です。
↓『ビナサン』矢印マークが特徴です。
空港&繁華街で「タクシー?」と声をかけてくるのは白タクです。絶対乗らないでください。
白タクの中で、『マイリン』『ビナサン』のカラーリングを真似ているものがいます。必ずロゴを確認してください。
★グラブ
初めてベトナムを訪れる方は配車アプリの『Grab』のご利用を絶対お勧めします。
行きたい場所を入力すると、車(個人)で迎えに来てくれます。
入力した時点で到着時間、金額まで表示されます。また支払いはカードのみなのでお金の授受もありません。英語&ベトナム語が全く話せなくても、目的地まで簡単に到着出来ます。
日本でダウンロードし、初期設定をしておくと便利です。
日本語で利用できます。
バイクか車を選べますが車お勧めです。
ベトナムでは車を持つ事は、まだまだハードルが高く車を持っているのはかなり余裕がある人です。
今回ハノイ・ダナンで利用しました。皆さんびっくりするぐらい紳士でした。
★お金
旅行で一番気になるのはやはりお金の事ですよね。ここではお金の管理とは別の注意点をご説明します。
①両替え
◆ホーチミンではレートの良い両替え所というのが街中にあります。
空港では必要最低限だけ両替し、街中で両替しなおした方が良いです。詳しく教えてくれているサイト等がありますので検索してみてください。
◆ハノイでは空港での両替をお勧めします。荷物検査場を抜けたすぐに4件ほどの両替え所があります。各所レートが提示されていますのでチェックしてから両替えしてください。
今回店主が行った時は、手前から3軒目の店が一番レートが良かったです。
両替後必ずその場でもらったお金を数えて確認してください。以前知人が5,000円程中抜きされていたことがあります。
②料金交渉
日本の方は勘違いされていますが、ベトナムを含め定価の観念がない国の料金交渉は価値観のすり合わせです。「私はこれを〇〇円で買いたい。」と初めから決めて交渉してください。それに対して向こうがどう答えるかで買うか買わないかを決めます。
買う時に「バオニューティエン(これいくら)?」とベトナム語で聞くと『ムムム…こいつ慣れてるな』と交渉相手にプレッシャーを与える事が出来ます。
(↓ハノイの焼き物市場です。市場は全て定価なしです。)
③紙幣
ベトナムの人の言っている金額が日本人には非常にわかりずらいです。必ず電卓などで金額確認してください。
また、ベトナム紙幣は0が大変多いです。その上すべての紙幣が似ている為、すぐにこれはいくらなのか?わかりません。出かける前に大きなお金と少額紙幣を分けた方がとっさの時に困りません。
(↓ベトナムの紙幣です。皆ホーチミンさん肖像なので非常にわかりにくいです。)
★ベトナム旅のコツ
①困ったときは優しそうな若い女の子
なにか困ったときは優しそうな20代ぐらいの女性に聞くのが良いです。残念ながらベトナムでは男性はあまり信頼されていません
↓(以前書いたベトナム女性について)
②窓口は顔で選ぶ
ベトナムはまだ社会が成熟していません。その為性格がそのまま顔に出ている人が多いです。空港のチェックインカウンターなどで荷物重量オーバー等が心配な場合は、カウンタースタッフの中でも優しそうな見た目の人を探すのがお勧めです。
③梱包材は持っていく
ベトナムでバッチャン焼き等を多めに買う予定がある場合、日本から梱包材を持って行った方が良いです。ベトナムのガムテープ・段ボールは質が悪くて全く使えません。可能であれば手持ちで持って帰るのが1番安全です。
③とにかく大事にしない
街中を歩いているとあまり感じませんが、ベトナムは社会主義国です。
警察(公安)はなにもしてくれません。取られた物は出てきません。ぼったくられても後では帰ってきません。
またベトナム人は大変プライドが高く、人前で罵倒されることを非常に嫌います。喧嘩になると一歩も引きません。とにかく事前の注意をし何事も問題になる前に未然に防ぐ事が大事です。
↓今回の旅記ハノイ編です。
↓はじめましての方にチャオカフェの歴史です。