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当たり前が当たり前じゃなくなった日常に思うこと

医療者がコロナ感染することの社会的リスクを考慮して、この半年は働くか家で寝るかという干物みたいな生活をしていました。いくら根暗と言えど、毎日淡々と仕事をして家に帰る生活は息が詰まります。そんなコロナ騒動の中、1年に1週間だけ許されているあのおやすみがやってきてしまったので、近場で楽しませてもらうことにしました。

半年ぶりの買い物はThe PERFUME OIL FACTORYのバラの香水。
この香水何がすごいかって、ブルガリアを離れる時にもらった香水と同じ匂い!!

ブルガリアは勝手に第二の故郷だと思っているので、向こうでの生活を思い出すようなものは購入するようにしています。
THE モチベーションアップアイテム!

ほんのりバラの香りを纏わせて、ばっちり化粧を決めて、ヒールを履いて、背筋をしゃんと伸ばして某ホテルで食事をしました。

さて。

お洒落して外出できるだけでなんと嬉しいことか!!

当たり前だったことが当たり前にできなくなって半年以上経ちました。いち医療者として、この半年は本当に辛かったです。もし自分がコロナウイルスに感染してしまったら...全国ネットで職場と科名が報道され、インターネット上では個人が特定されて個人情報が晒されることでしょう。職場は私と接触した患者への対応でパニックになるでしょう。自分がコロナにかかって死ぬことよりも、自分が院内でクラスターになる方が怖い。日常診療でも通勤でも、いつどこでコロナウイルスに感染するかわからない恐怖。仕事は忙しいのに発散する術もなし。コロナ騒動で失業してしまった方もいる中で、仕事があって平均以上の給料を貰えることは贅沢な悩みでしょう。
ただ、本当にコロナ関連のあれこれは、私にとって今まで医師として働いてきて感じたことのないプレッシャーでした。

そんな日々でしたが、一息つかせてもらったので、休み明けからまた頑張ろうと思います!

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