100日後におでかけする大学院生【#43】初めて休学を勧められた話
こんにちは。おでかけ志願者のちゃんたです。
今日は黄砂で外がぼんやりしていましたね。
散歩は自粛しておきました🏠
さて先日、初めて大学の学生相談室というところに行きました。うつ5ヶ月目にして、ようやくという感じです。
これまでも相談室の存在は知っていたのですが、なんとなく行きづらいと感じていました。
そもそも実家から大学が遠い上に、大学内でも研究室から遠い場所に相談室があるのです。
あとは、予約もしなくてはなりません。
いつかは行きたいと思いつつも、なかなか足が向きませんでした。
そんな折、健康診断の問診で相談室の案内をもらいました。
ちょうど近くまで来ていることだし、もし今日行かなければ、ずっと行かないだろう。
そう思い直し、途中まで帰っていた道を引き返しました。
とりあえず予約だけでもして帰ろうと思っていたのですが、たまたまその日に空き枠があり、カウンセリングを受けられることに。
いざ心理士の方と向かい合うと、少し緊張しましたが、始まってからはリラックスして話すことができました。
適応障害と診断されるまでの経緯から、治療のこと、実家での過ごし方など、現在に至るまでを細かく話しました。
希死念慮についても、きちんとお話ししました。どれだけ具体的に考えているのか、かなり詳細に聞かれました。
一般的にはタブーとされているような話題ですが、この場では明け透けに話しても咎められないんだと思うと、不思議と言葉がスラスラ出ました。
そして話を一通り聞き終えて、心理士の方がひとこと。
「僕は休学することを強くお勧めします」
衝撃的でした。
だって、これまで誰にも休学を明確には勧められたことがなかったからです。
「休学してもいいのでは」と提案されたことは何度もありました。
けれど「してもいい」ではなく「した方がいい」なんて、誰からも言われませんでした。
精神科の先生は、あくまで「休学するなら診断書を書きます」というスタンスであり、決断はもちろん自分自身でしなければなりません。
家族や先生も、私が休学すると決めたのなら尊重するが、はっきりと勧めることはありませんでした。
だから、他人から休学を強く勧められたという事実が、なんだか嬉しくて、同時にとても安心しました。思わず涙が出てしまうところでした。
もしかしたら、誰かにそう言われるのを、私も待っていたのかもしれませんね。
そして、心理士の方はこうも言いました。
「しにたいという気持ちがあるのは、切実なSOSだ」と。
これも少し衝撃でした。
(そうか、普通の人はしにたいって思わないのか。しにたいって、本来は異常なことなのか)
自分の中の「しにたい」気持ちが当たり前になりすぎて、忘れていました。
普通の人は、しにたいって常日頃から思わないんですよね。しぬ方法を決めていたりしてないんですよね。
ある程度、元気になっていたと思ったけれど、しにたい気持ちがあるうちは、まだ休んでいてもいいんだ。
そんな風に気付くことがたくさんありました。
その日は次の予約をして、晴れ晴れとした気持ちで帰りました。カウンセリングを受けて、本当に良かったです。
それから、心理士さんって本当にすごいなと、シンプルに尊敬しました。
まだ休学するかの決断はできていませんが、再びきちんと考える機会を与えて下さったことに感謝です。
お家でのんびりと、ゆっくりと考えたいと思います。
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