懐紙は男性用と女性用がある
茶道を学び始めるまで、懐紙のサイズを気にしたことはありませんでした。
間違えたからと言って、怒られる訳ではないですが、知っておいて損はないと思います。
懐紙とは
お菓子をいただく時や、手やお茶碗を清める際に利用する、懐に入れておくあの紙です。
男性と女性でサイズが2種類ある
女性用の懐紙のサイズは145mm x 175mm程で、世の中で懐紙として売られているものは基本的にこのサイズのものが多い印象です。
男性用の懐紙のサイズはひと回り大きい、175mm x 206mm程です。
横幅で見ても、20mmも変わってくるため、並べてみると一目瞭然です。
美術館やイベントなどで限定デザインの懐紙や、ふと寄ったお茶屋さんで売っている懐紙などは、ほとんどが女性用懐紙のサイズになっていて、男性用懐紙の欲しい僕からすると、需要は少ないけれども男性用も作って欲しいという気持ちが強いです。
正直あまり他の人に見せるタイミングもないため、ほぼ自己満足に近いと思うのですが、折角使うなら気に入った柄の懐紙を使えた方が、より楽しめるので大きめのサイズの懐紙も作ってもらえると嬉しいです。
あると便利な硫酸紙(りゅうさんし)
お茶会で水分や油分の多いお菓子が出た時に、懐紙に直接乗せても良いのですが、懐紙にくっついて食べずらかったり、染みてしまう事もあるため、りゅうさん紙を用意して置けると便利です。
りゅうさん紙は、表面がツルツルとした半透明の上で、耐水性や耐油性に優れた紙で、懐紙の上に乗せて使うと、懐紙にくっついたり染みたりするのを防ぐことができ、スマートにお菓子をいただくことができます。
普段は、懐紙の中にりゅうさん紙の束を挟んでおくと必要な時に出せて便利です。
ただ、りゅうさん紙は女性用サイズのものしか見たことがないので、男性用の懐紙に使うと一回り小さい紙が上に乗る形になります。
お菓子自体がそこまで大きくないので、小さくてもりゅうさん紙からはみ出ることはほぼ無いので、問題はなさそうなので大きいサイズが無いのかなと想像しています。
おわりに
懐紙は本当に色々なデザインがあって、見ているだけでも楽しいです。
お茶会に行かれる機会があれば、お隣の方の懐紙を見せてもらうと気に入る懐紙のデザインに出会えたり、楽しみが増えます。
読んでいただき、ありがとうございました。
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