そうだ、京都に行こう!①
コロナ禍対応も以前に比べ柔軟になり、2年ぶりに大阪に出張する事となった。
仕事は勿論こなさねば成らないのだが、ここぞとばかりに京都でひとりフォトウォークをする良いチャンスがやって来た!と一人でワクテカしたのはナイショです。
出張は単独出張、用件は人事面接(面接官の方)で、時間もこちらの都合である程度自由に設定出来てしまう。ここまではラッキー出張なのだが、このあと、同日夕刻に名古屋に行かねばならないアンラッキーな出張も追加で発生したため、ゴゴイチに大阪での要件を済ませて、その後名古屋に移動するという結構ハードなスケジュールとなってしまった。
京都散策は2年前、ちょうどコロナ禍の一回目の緊急事態宣言が明けた後にこっそりと、これまたひとりフォトウォークを敢行したのだが、その際は定番の清水寺、伏見稲荷大社を巡ってきた。
この時は1回目の緊急事態宣言解除後で、世の中的にはまだまだ出歩いちゃダメ的な雰囲気がかなり強く漂っていた事もあり、伏見稲荷大社は本当に貸切かと思うくらいほぼ無人に近い感じでした。
今回はコロナ禍が半ば常態化しつつある状況下なので、それなりに混んでいるのではないかという懸念がありました。
目的地は滞在時間が8時~11時半くらいということも有るのでピンポイントな感じで決めねばならない。その様な中の目的地は、蹴上インクライン、南禅寺、時間に余裕があれば清水寺かライカ京都店とした。
東京始発6時ののぞみ1号で京都まで移動。京都駅着8時過ぎ。京都駅周辺は朝の通勤・通学者で東京に比べれば少ないものの、物見遊山で首からカメラぶら下げているオッサンなど自分くらいしかいない。ちなみに午前半休を取っているので、別に会社をサボっている訳では無い。勿論、経路外の交通費は自腹だ。
烏丸線、東西線を乗り継ぎ、目的地の蹴上駅に到着。烏丸線のプラズマディスプレイ風の駅看板に妙な懐かしさを感じ、東西線に乗り換え。東西線が大阪にあるのは知っていたが京都にも有るとは知らず、日本にどんだけ東西線があるのか気になりながら、狭い車内を見渡していたら、あっという間に目的地の蹴上駅に到着。
蹴上駅の出口案内に蹴上インクラインが表示されているので、迷うことなく行けそうで安心したのだが、地上出口からグーグルマップで指示通りいくと、右手に謎のトンネル出現。
『ねじ・・り・・・まん・・・ぽ?』
ちちくりマンボの間違いか?とバカな事を考えつつ、謎のトンネルを見上げると、そこには呪術廻戦のロゴの様な文字が書かれている。中尾彬の捻じったネクタイもどきを付けてトンネルの中で領域展開しちゃうのかい?などとバカな妄想はさておき、捻じるのはトンネルの中のレンガが捻じった様な形で配置されているから「ねじり」という言葉を冠し、古の言葉ではトンネルを意味する「まんぽ」が繋がってこのトンネルをこの様な呼称となった経緯が看板に書いてあった。
トンネルを潜った先の右手が階段になっており、登るには何か許可を得なければならないのかと思いながらも登ってみると、そこには軌道の幅が短い線路もどきと、新緑が茂った桜の木が線路の両脇に並んでいた。
「あー、これが蹴上インクラインね・・・」
ネットで良く見る桜満開の中に廃線が佇む風景とは若干、多少、かなり違うが、言われてみれば蹴上インクラインだろう。
平日の朝8時半、こんな時間に蹴上インクラインを撮影に来るヤツは当然のことながらいない。ということで、またしても京都名所を独り占めしてしまった。ありがたやありがたや。
持ってきたLeica Q2とE-M1mk3で撮影するも、どう撮っても変わり映えのしない風景。やはりここは桜の時期に来るのが正しいのだろうということを身を以て学んだのであった。
思ったよりも線路が短く、桜の時期に撮影場所争奪戦が絶対起きるだろうというのは想像に難くない。争奪戦に加わるのは避けたいところだが、京都・大阪の皆さんはどうされているのか?また、不文律があるのかが知りたい所である。
蹴上インクライン撮影が済み、その足で次の目的地である南禅寺に向かうのだが、今日はここまで。次回、南禅寺編。(つづく)
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