キャリア支援者のためのキャリア相談を受けてみて
ミートキャリアが主催するキャリアサポーター・アカデミーに参加すると、期間中、2回プロのキャリア支援者とのキャリア相談を受けることができます。
先日、私も60分間のキャリア相談をしましたので、受けた感想とそこから考えたことを共有します。
どんな体験だった?
そもそもキャリアサポーター・アカデミーが「プロのキャリア支援者になるためには…」ということテーマになるので、今回のキャリア相談もそれがベースとなります。相談を受けるにあたって宿題だったコンサルタントとしての自己紹介シートを入力し、事前アンケートにも回答して準備。
そして、予約時間を迎えました。
あっという間に60分がすぎ、終わった後には自分の中でのモヤモヤが晴れて、スッキリ前向きな気持ちに。本当にすごい体験でした・・・
ちなみに、今回私が相談したかったことは、今後自分がキャリア支援者としてやっていく場合に自分の強みになることは何か?でした。
相談前の状態は、
過去に転職エージェントにいたことや人事採用担当をいていたこともあり、転職・就職に関することであればある程度、価値を提供できるような気はする・・・
できることベースで自己紹介シートを記載すると「転職支援者」と言った感じになる
でも自分がやりたいことって転職支援だけなんだっけ?
とモヤモヤしてました。
自己紹介シートを確認しつつ、いくつか質問をしていただきながら、自分のことを話していきます。コンサルタントの方が丁寧に私がやりたいことを掘り下げ、また掘り下げ。
なぜ転職支援だけではしっくりこないのか?
そもそもなんでキャリア支援者になりたいのか?
今の時点で想定しているターゲット層になんでアプローチしたいと思ったのか?
本当に提供したい価値ってなんなのか?
問いをいただき、考えながら話していくうちに、理解できていなかった自分の強みや言語化できていなかった思いや考えがどんどん形になっていくことが体感できました。
最終的には「私の強みはこれか!」と「私のやりたいことはこれだ!」と思えるレベルまで考えがまとまってました。
これがプロ・・・プロの技なんや・・・
誰かに話すことの大切さ
何か答えを出したい時に、ネットや本で調べてみたり、人にアドバイスを求めたり、自問自答したり、いろいろなやり方がありますが、わたしは「誰かに話してみる」ことで得た考えや発見が悩みの答えとしては結構いいんじゃないかと思っています。
仕事のこととか、サービスのこととか、自分以外のことで想像力を膨らませるはとひとりでもいい感じにできることもあるのですが、自分のことをひとりで考えるのが私は苦手なようで・・・。
「人に話したほうが、発見や気づきも多いし、後味スッキリできる」のはなぜを考えてみました
話すことで客観的に捉えられる(「あー、私こんなこと思ってたんだな」という感覚)ので、頭が整理されていく
相手の反応があることで、考えていることが「悪くないこと」と思える。励まされたりする。(反応が悪いと「話さないようがよかった」になるかもしれないけど)
自分と違う視点がもらえる
自分とは違った視点の「問い」のおかげで、より深いことまで考えることができる
まとまらない話も相手がまとめてくれる可能性がある
ざっと考えただけではありますが、人と話すことでこのような効果を得て、すっきりしているのではないでしょうか。
話を聴いてもらうことの価値
「『ちょっと相談にのって』と言われたから聞いたものの、結局自分で答えが出せるんだから、相談する意味ないのでは?」みたいな感情を持つ方もいるかもしれません。
でも、実はそこに聞いてくれる誰かがいることが話す側の人にとって大事なことで、話すだけで整理できて解決しているのだと思います。
今回のキャリア相談だけでなく、過去にも「話を聴いてもらうこと」で自分のモヤモヤが晴れてスッキリした、という体験を何度かしました。
その体験を振り返ってみると、私の場合、話を聴いてくれる相手にリアクションしてもらうことで感情が動いたり、自分では辿り着かなかった考えや新しい視点を得ることで捉え方を変えることができたり。人に力を借りることでしか得られないことだったと感じます。
それが知人でも、利害関係のない外部の相談相手でも、私が「話を聴いてもらいたい相手」、「話してもいい相手」と思っている相手に話しができた時に、そういったポジティブな効果を得られたと思います。
「話を聴いてもらいたいと思える人」
私も安心して話したいと思ってもらえる人、信頼して話せる人でありたいですし、聴いてもらうことの価値を提供できるキャリア支援者になりたいと強く思ったのでした!
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