見出し画像

9.22 wed 月を見た。あそこで眠りたい

 眠る。夜はとにかくそれが難しくて、昼間はあんなに眠たくなるのに不思議だ。朝目が覚めた時の布団の肌触り、心地よさ。それがどうして夜には感じられないんだろう。肌と布が馴染まず、動かないとムズムズと気持ち悪い。眠りたくない。まだ何もできていないのに、みたいな、一日に対して後悔があるからかもしれない。期待しすぎだ。
 昨日、友人と山までお月見に出かけた。流星群の日には人々がこぞって集まる山。見晴らし台は車で埋め尽くされ、お祭りのように人がわらわら、てんてんと集まっている。整備された場所から原っぱへ向かって歩くと、人気はなく、ただ月だけがぼかんと見えた。月明かりだけで木や人の影が伸びていて、感心する。こりゃ昔の人は神様だと思うよねえと話しながら月見バーガーを食べた。現代〜。
 人が集う場所に久々に行って、なんだかとても安心したのだ。フードコートや街とは違う一体感?なんだろう、一つのイベントを皆で楽しんでいるような感じ。プチ縁日じゃんと思って嬉しかった。人のたくさんいるところで眠りたいな。大学時代にアトリエで昼寝するのが大好きだったのを思い出した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?