3.23 tue 日記。断捨離と衣替え

　春だ！！！
　毎朝モコモコに着込んで出社しているが、心持ちはすっかり春である。衣替え。季節とは関係ないけど給料日。新刊の入稿も済んで、生活に対するモチベーションが鰻登りになっている。
　出社すると上司が爽やかな色のセットアップを着ていた。普段はもう少しラフな格好をしているから驚いた。「今日どうしたんですか？」「春だからね！」爽快である。他の先輩のいでたちもなんだかペールトーンになってきて、やはり春だからなのか。吊られて、コートの中は少し薄着をしてみたりする。

　コタツをいい加減しまおうと思っている。学生のときはぬくぬくとお世話になっていたけど、この冬はほとんどスイッチを入れなかった。「コタツが家にあります」という事実に未練はあれど、押入れも圧迫するし、処分してしまっていいかもしれない。大きなちゃぶ台ももう必要ないかもな。とか。今年着なかった服も処分した方がきっといい。

　物は永遠だと思っていた。
　服、家電、食器とか。長く付き合い続ける物もあるけど、大体は消耗品だ。いらなくなることは悪いことではなくて、自分が変わっていくように付き合う物も変わっていって当然なのだった。
　いらないを背負わない代わりに、いる物をメンテナンスしていくことを覚えたいと思う。永らえさせるのは自分だ。前に会った人が「これ10年くらい履いてるかも」とピカピカの革靴を見せてくれて、身に染みて感じた。「そのコートかわいいから大事にしなよ」「はーい」軽く答えたけど、本当にそうだと思う。