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【夢追い人】自分の夢を信じ続け、信念を持ち戦い抜く !!!ノバック・ジョコビッチのヒストリー#77

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介します。今回は「GS優勝者がいないから無理!」の仮説を「BIG4の選手は世界ランク1位を獲得するまでどのように活躍してきたの?」を「幼少期〜ジュニア期/GS初優勝歳/世界ランク1位獲得」までにどのような活動をしていたのか調べていきます。(2021.09.30現在、2022.09.13ランキング・年表等更新)


※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。


ノバック・ジョコビッチ
史上最高のディフェンス力を持つ選手。鉄壁のリターンはミスが少なく、相手にサーブキープを難しくさせることでプレッシャーを与え、試合を優位に進める。レッドスター・ベオグラードのファン。

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「4歳でテニスを始め、12歳でドイツへ留学」

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幼少期のノール(めちゃくちゃスライス。。。)

 1988年5月22日セルビアのベオグラードで、元プロスキーヤーでスキーインストラクターを行いながらレストランやスポーツ用品店などを経営していた父とその家業を手伝っていた母のもと生まれました。ジョコビッチ家は叔父と叔母もプロスキーヤーであり、父はサッカーも上手なスポーツ一家です。父からはサッカー選手かスキー選手になって欲しいと思われていました。
 4歳の頃、セルビアの名門テニスクラブのテニスクラブパルチザンで元テニス選手でM.セレス、G.イバニセビッチら世界で活躍する選手を育てた、J.ゲンチッチによる指導を受けました。
 幼少期テニスをするノールをみたJ.ゲンチッチは「M.セレス以来の最高の才能」と表現しました。名コーチのもと幼少期を過ごしていましたが、1999年頃は紛争が起こりベオグラードは戦火に見舞われました。テニスに集中できる環境ではないと感じた、J.ゲンチッチはドイツに拠点を構える、N.ピリッチが運営するアカデミーがあるミュンヘン近くのオーバーシュライスハイムに12歳~16歳の間留学をしました。(ベオグラードから1000km)
 ジュニア期は、13.3歳で国際大会にデビューし17.2歳までの間に56勝12敗(勝82%)を記録しました。

「18.1歳TOP100を切り94位」

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19.1歳ツアー初優勝の瞬間


 ジュニアと並行して15.7歳からシニアの大会へ参加しました。17.1歳ウマグ250で予選から勝ち上がりツアー初デビュー、続くブカレスト250でも予選から勝ち上がり本線へ参加しました。
 TOP100を切ったのは、2005年7月18.1歳で94位を達成しました。1月GS・AでGS初出場し4つのGS全てに出場(GS・A/F/Wの3連続予選突破)、GS・Wで3回戦に進出したことで、TOP100を切り2005年は186位から78位までランキングを上昇させました。
 

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「20.7歳GS初制覇、24.1歳世界ランキング1位」

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20.7歳GS・Aの優勝でGS初優勝


 GS初制覇は2008年1月20.7歳でJ.ツォンガ[38]に勝利し達成しました。前年の2007年はTOP10を切り3位になった年で、22大会出場で6タイトル(優勝率27%)をした年でした。
 特に、8月のカナダ1000では、A.ロディック[3]、R.ナダル[2]、R.フェデラー[1]に連続で勝利して優勝をしました。初のツアーファイナルにも進出し2007年は3位に到達した年でした。

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 世界ランキング1位を獲得したのは、2011年7月で24.1歳でした。2011年のノールは神ががった強さで、QF以上の成績のみです。15大会出場で10大会優勝(優勝率67%)です。圧巻だったのは、シーズン開幕の1月GS・Aから5月ローマ1000まで負けなしの7大会連続で優勝(38連勝)、GS・FのSFでR.フェデラー[3]に敗退するまで43連勝を達成しました。そして、GS・WでR.ナダル[1]に勝利したことで世界ランキング1位を獲得することができました。

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 スポーツ一家に生まれ、4歳から名コーチと一緒に上達をしました。戦火の問題もありドイツへ拠点を変えることで、安心してテニスに集中することができました。紛争と留学の経験が戦う士気を上げる材料となり、現在の精神的な強さにつながりました。
 多くの国は、スポーツは気晴らしとしての意味を持ちますが、セルビアでは、スポーツ選手は国民の主張であり国の象徴です。ノールが勝ち続けることは、セルビア人を代表してセルビアという国を主張しています。戦い勝ち続けることで自分だけではなくセルビア人に「自分の夢を信じろ」と伝え続けてることができるノールなりの願いを伝えています。
 2021年もGSで3度の優勝をしており世界ランキング1位の在位週数も340週を超え歴代1位です。R.フェデラー、R.ナダルと同じGS20タイトルから一歩抜け出す姿を楽しみにしています。今後どのような新しい記録を達成し続け、セルビア人に夢を与え続け活躍していくのか期待しています。
  

記録
✴︎1000グレードの9つのタイトルを獲得した唯一の選手
✴︎ツアーファイナルを4年間連続で優勝した唯一の選手(2012年~2015年)
✴︎世界ランキング1位在位最長記録(現在進行中)
✴︎2006年、2007年ATP最も上達した選手賞
✴︎2018年ATPカムバック賞
✴︎2011年、2012年、2014年、2015年、2018年、2020年(合計6度)ATP最優秀選手賞

 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
 この選手の記事を読んでみたい!調べてほしい!というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。



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PS.ドイツ留学直前はどの様な練習内容だったのか伺いたいです!


〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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